なりたい自分になる。そのことにおいて、アイウェアほど効果的で即効性の高いアイテムはない。そこで、季節を先取りした最新アイウェアをジャンル別に紹介し、最新ルックとの組み合わせも提案。今回は最新のサーモントをピックアップ。
ブルネロ クチネリ & オリバ ーピープルズ|クラシックとモダンの理想的な溶け合い方
昨年話題を集めたコラボの第2弾は、ハリウッド黄金期をイメージしたコレクション。「カパンネッレ」は、デミ柄とブルーライトカットレンズの組み合わせがクラシカルにしてモダン。まるで、機能的ながら天然素材にこだわったウェアの如し。いい意味でカジュアルなスタイルを大人な印象に昇華してくれる。
エフェクター|一辺倒で終わらない 重さと軽さのバランス
サーモントでありながら、レンズシェイプはウェリントンとなっているモデル「ウギ」。ブロウラインとテンプルは極厚なアセテートを採用する一方で、下リムをナイロールにすることでかけ姿は意外に味濃すぎず、むしろスタイリッシュ。透明度の高いデミ柄も、その印象を後押しする。
白山眼鏡|時代を超えて愛される、その好例がここに
’50年代のアメリカで誕生したサーモント。この1本は、まさしくそんな時代を再現する。モデル名は「リンディ・ブロウ」。ブラックのプラスチック部分はなめらかにして厚みがあり、存在感を高める。そして、アンティークゴールドのブリッジ&下リムと相まって、古きよきアメリカを想起させる渋みを主張する。
オリバーピープルズ|男はこうあるべき、この時代にそう思える
サーモントが生まれた’50年代のハリウッドで活躍した、俳優ケーリー・グラント。彼が映画『北北西に進路を取れ』で着用したメガネに着想を得たのが、この「ケーリーグラント2」。丸みを帯びた厚手のアセテートは、今シーズンのトレンドカラーであるグリーンを纏う。
ニードルズ×マツダ|スタイルある男にアイコンは大切だ
コラボ第2弾として、新色が登場したモデル「ジェームス」。跳ね上げ式を採用しているのが大きな特徴だが、同時にヨロイや テンプルに施した彫金の繊細さにも注目したい。テンプルには唐草模様が、そしてヨロイには蝶が。蝶はニードルズのアイコンだが、ちなみに跳ね上げ式のことをバタフライと呼ぶ。
ディータ|渋さや貫禄ばかりが魅力なわけではない
角張ったフォルムに'80年代ヒップホップ的空気感が漂う、その名も「HAKATRON」。ブラックアセテートとゴールドカラーメタルのコンビ使いに加え、フローティングブリッジやデュアルテンプルなど、随所にアイコニックな一手が。つまりはひとクセもふたクセもある個性派だが、そのかけ心地は意外にも軽やか。