2022年春夏のトレンドを占ううえで重要なブランドの推奨アイテムをGOETHEがさらに厳選。これらのキーアイテムを中心に、今季のスタイリングを組み立てていけば、間違いなく旬なファッションが楽しめるはずだ。
10 EYEVAN/10 アイヴァン
用と美を兼ね備える吟味されたパーツの集合体
独自に研究・開発した10種類のスペシャルパーツをベースに、日本人の感性に響く繊細な美を湛えたフレームを紡ぎだす10 アイヴァン。待望の新作は初のサーモントタイプで、十分寝かして安定性が増したセルロイドを使用。またブローの広がりを抑える楕円状の新しいパーツが、洗練された機能美を目元に添える。
FENDI/フェンディ
開放的に、ポジティブに日常を彩る美の尊さを表現
フェンディ メンズのアーティスティック・ディレクター、シルヴィア・フェンディ。彼女がブランドの本拠「イタリア文明宮」の屋上から再発見した、ローマの空の美しさを落としこんだフェンディの2022年春夏コレクション。スケートボードや傘にも水彩画のような空のグラデーションが描かれ、日常を美しく彩る。
AZABU TAILOR/麻布テーラー
環境も着心地も妥協しないこれぞスーツの新基準
この春夏、麻布テーラーはエルメネジルド ゼニアが展開する、従来廃棄されていた生地生産の過程で発生する余剰原毛を用いた生地「ループ」に着目。そこにストレッチ機能を追加したデニム調ヘリンボーン生地を別注。サステナブルにしてストレスのない、真に現代的なオーダースーツ用ファブリックを完成させた。
ASPESI/アスペジ
タフなミリタリー由来のジャケットを鮮やかにアレンジ
今や大人のワードローブに不可欠なM-65タイプのブルゾンは、アスペジが1986年に発売したタウンユースのフィールドジャケットが端緒である。今春夏に日本限定で展開される最新作は、定番モデルをベースに上質コットンを用い、パステルカラーで製品染め&ウォッシュ加工。ややゆとりのあるシルエットなど旬を押さえたモデルだ。
JOHN LOBB/ジョンロブ
軽やかさとリラックス感で出かけたくなる1足
上品でリラックスした雰囲気が、時代の気分にマッチしているスエードブーツ。ジョンロブの新作「ヘイウッド」は、きめ細かなスエードを用いた上品な表情のチャッカブーツタイプ。新型ラストによるラウンドトウでリラックス感も十分だ。また今春夏より登場の超軽量ラバーソールによる、軽やかな履き心地が味わえる。
WHITE MOUNTAINEERING/ホワイトマウンテニアリング
時代の気分を集約したスプリングアウターの価値
約4年ぶりとなる、日本のホワイトマウンテニアリングと英国のバブアーのコラボレーション。今回はゆとりと丸みのある現代的なシルエットが特徴の「トランスポートジャケット」をベースに、クラシックなパターンのオリジナルジャカード生地を採用。アイコニックながら大人らしい雰囲気の春ブルゾンが完成した。
LOUIS VUITTON/ルイ・ヴィトン
希代のクリエイターが遺した独創性溢れる逸品
世界が涙した、ルイ・ヴィトンのメンズ アーティスティック・ディレクター、ヴァージル・アブローの夭折。彼が生前手がけた今春夏コレクションのファーストルックを飾ったのが、随所をフック留めする新作ジャケット。テーラリングを熟知し、大胆さと繊細さが同居する彼のクリエイションを色濃く感じさせる1着だ。