装いの洒脱さはバランスで決まる。そのカギとなるのが、アクセントやポイントとしてバランスに強弱をつけるファッション小物だ。そこでスタイルの基調となるカラー別に、洒脱な小物使いを伝授。服を引き立て、贈っても喜ばれる、使える小物=隠れた主役が揃った。
ブラウンスタイルには、ラギッドなアイテムで味付けを
ブラウンといえば、現代メンズファッションの起源のひとつであるブリティッシュカントリーの色であり、自然由来のアースカラーの代表格。そんなイメージにはラギッド(粗野、武骨)な雰囲気のアクセサリーが好相性だが、色使いなどであくまで都会を意識したい。
VINTAGE SPORTS WATCH
過酷な状況で使いこまれた道具としての凄みに圧倒
現在のような日常使いではなく、過酷な状況下での使用がメインだった時代のスポーツウォッチには、本気で使いこまれた道具の凄みのような、独特の存在感がある。なかでもヴィンテージのロレックスのスポーツモデルは、男らしいラギッドなテイストを加えるにはこの上ない。
LEATHER GLOVES
骨太にしてラグジュアリーな男の装備品
レザーグローブには防寒性だけでなく、男の手をプロテクトするタフなイメージがある。ブラウン基調の男らしいスタイルにレザーグローブを合わせると、そんなラギッドなイメージが引き立つ。ただし、都会で着用するなら、極上のはめ心地が堪能できるラグジュアリーな逸品にしたい。
BOSTON BAG
バッグの持ち方に表れる粋でタフな男らしさ
大きなバッグを手に提げるのではなく、肩越しに背負う。粋でラギッドな男らしさをイメージさせる、そんなシーンがさまになるのがボストンバッグである。大きすぎると背負いにくいため、2泊分程度の収納性の小振りがベター。使うたびに味わいが増す、レザーを用いたものが最適だ。
SIDE GORE BOOTS
ラギッドになりすぎない上品スマートな足元
時計やグローブで手元をラギッドにまとめたら、バランスを考慮して足元はシンプルに揃えるのが正解。とはいえドレスシューズではアンバランスゆえ、ミニマルで都会的ながら、靴ベラいらずのスポーティさも兼備するサイドゴアブーツに行き着く。武骨にならないスマートなフォルムのものを選ぶのがポイントだ。