シーズンごとのトレンドを把握することは、洒脱への早道だ。ラグジュアリーから古着まで精通する小誌ディレクター・島田 明が、センスアップの決め手となる最旬アイテムと着こなしを紹介。
スポーティに決してかたよらないモードかつリッチなブラックが新鮮
「かつて欧米で“Impact from the East(東からの衝撃)”と呼ばれたムーブメントをご存知でしょうか。’80年代に黒を基調とした日本のブランドが巻き起こしたものですが、80’sリバイバルが流行する近年、ブラックもトレンドとして俎上(そじょう)に上ってきました。当時の流行を経験した世代が第一線で活躍する時代になったのも、その一因。全身黒ずくめではなく、白やグレーと合わせたモノトーンコーディネイトが現代的です」
PRADA
AMBUSH®
BOTTEGA VENETA
ERMENEGILDO ZEGNA
GUCCI
JOHN LOBB
AZABU TAILOR
PRADA
AKIRA SHIMADA
1963年東京都生まれ。雑誌『MEN’S CLUB』にて編集者としてキャリアをスタート。その後、雑誌『LEON』で編集長代理、『Esquire』でファッションディレクターを経て、2011年より小誌ファッションディレクターに就任。現在、Patrick CoxやHEADなど国内外のブランドのディレクターも務めている。