ボヴェ×ロールス・ロイス
時計とクルマの関係は、20世紀初頭に計器としてクルマのダッシュボードに取りつけられた「ダッシュボードクロノグラフ」まで遡さかのぼる。そして今でも〝実用品を超えた嗜好性を持つ複雑な機械〞という共通点もあって、クルマ好きは時計好きといわれている。
当然両者をつなぐコラボレーションモデルは少なくないのだが、近年はより嗜好性と希少性が高まっている。その白眉は「ボヴェ×ロールス・ロイス」。世界に3台しかないロールスのオープン「ボートテイル」をオーダーしたボヴェのコレクターのために、クルマに搭載できる時計を製造。
Bovet × Rolls-Royce
約30億円の「ロールス・ロイス ボート・テイル」の車載用時計として、ボヴェがユニークピースを製作。グリルのデザインやフライングレディをダイヤルにあしらっている。手巻き、18KWGケース、径44mm。世界限定3 本。¥20,000,000[予価・日本導入未定](ボヴェブティック銀座 TEL:03-6264-5665)
表面、裏面がトゥールビヨンウォッチに。クルマのダッシュボードから外した時計は、腕時計や懐中時計としても使用可能。ちなみにパートナーのためのペアウォッチも製作した。
ジラール・ペルゴ×アストンマーティン
またジラール・ペルゴは、今季からF1に復帰し、モータースポーツファンからも熱い注目を集めるアストンマーティンとのコラボも開始。どちらの時計もロゴマークを掲げるレベルではなく、哲学を共有することで魅力ある1本に仕上げている。
Girard-Perregaux × Aston Martin
日本にも導入される「スリー・フライング ブリッジ トゥールビヨン-アストンマーティン エディション」。ブラックで統一したブリッジやケースは、まさに伝統と革新の象徴だ。自動巻き、Tiケース、径44mm、世界限定18本。¥17,380,000(ジラール・ペルゴ/ソーウインド ジャパン TEL:03-5211-1791)
繊細なブリッジの上に時計機構を組みこんでおり、モダンでありながら卓越した技術が詰まっている。マイクロローターのサイドに入るASTON MARTINロゴは夜光塗料で光る。