ENTERTAINMENT

2024.03.04

オンラインとリアルが融合した、最先端のイベントスペース「GMOグローバルスタジオ」誕生

2024年3月1日、リアル会場 × オンライン配信を組み合わせた、最先端のハイブリッド型イベントスペースが誕生。GMOグローバルスタジオでは、専門エンジニアとクリエイターが結集し、エモーショナルなイベントをプロデュースする。

GMOグローバルスタジオ

国内最先端のハイブリッド型イベントスペース

きっかけはコロナだった。

オンライン会議が当たり前になったころ、なんとなく皆が気づいていた。社内ミーティングで、リアルのときのような活発な意見が出てこない。なんか集中できていない。もっとPCに映し出される画面に没入できる仕掛けがあったら……。

「すべての人にインターネット」をコーポレートキャッチに、インターネットにおけるインフラ、広告・メディア、金融、暗号資産、AI事業を展開するGMOインターネットグループは、世田谷・用賀のGMOインターネットTOWERの最上階、26・27階に3DCG・VFXを取り入れたイベントスペース「GMOグローバルスタジオ」を3月1日に開業した。

GMOグローバルスタジオは、いわゆる撮影スタジオではない。そしてさまざまな催しのための会場でもない。ここはリアルとオンラインに対応した最先端のハイブリッド型イベントスペース。単なるハコ貸しではなく、リアルとオンラインを融合させた多彩なイベントをプロデュースし、これまでにない画期的なコンテンツを提供するのだ。

GMOグローバルスタジオ
最先端設備・技術を駆使し、専門エンジニアやクリエイターがエモーショナルなイベントをプロデュース。

ここで行われるのは、企業や個人が開催する各種イベント。それは、例えば企業の株主総会、ITカンファレンス、各種セミナー、セレモニー・アワードイベント、新商品発表会。また、個人によるメタバース・シークレットライヴにYouTuber・TikTokerのライバー撮影などだ。

GMOグローバルスタジオは専門のエンジニアとクリエイターを揃え、それらのイベントにおける「コンセプト設計」「プログラム構築」「XR空間演出のデザイン」「事前映像制作」「ウェブ戦略」「当日のオペレーション」までサポートし、ワンストップで提供する。

GMOグローバルスタジオ社の橋口誠社長は、今回のオープニングに際し、こうコメント。

「今から3年ほど前、コロナ禍における社内のオンラインミーティングをもっと活性化させるべく、映像に工夫できないかと考えたことから、このプロジェクトはスタートしました。そして、リアルとオンラインに対応した場所をつくれないかと構想は広がりました。

このGMOグローバルスタジオは、最先端設備を備え、多様な情報発信が行えます。さらに、高品質ライブ配信のプロデュースやコンサルテーションも提供します。そして、デザイナーやテクニカルスタッフ、イベントディレクター、エンジニア、配信設計など、第一線のメンバーが集中し、皆様に最高の環境を提供いたします。 私たちが持つこの技術とクリエイティブ力を惜しみなく生かし、リアルとオンラインが融合した次世代コミュニケーションを目指しています」

内装デザインはグラマラスの森田恭通

GMOグローバルスタジオは3つのスタジオを備えている。

「WORLD STUDIO」では約150名までの有観客イベントを実施することが可能。会場にゲストを招待すると同時にインターネット上でイベントを配信することで、オフラインとオンライン双方のメリットをかけ合わせたイベントを作り上げることができる。

GMOグローバルスタジオ
広さ325㎡(客席部283㎡)、客席約150席、壁面LEDディスプレイ幅 約8.5m × 高さ 約6m、床面LEDディスプレイ幅 約8.5m × 奥行 約5m。

企業にとってすべての参加者をひとつの会場に集めるリアルイベントは、会場費はもちろんのこと、参加者の交通費や宿泊費なさまざまな費用が発生する。しかし、リアル×オンラインのイベントであればリアル会場へは一部の参加者のみを集め、他の参加者はオンラインから参加してもらうで、大幅に費用を圧縮することが可能になる。

さらにWORLD STUDIOの壁面・床面の2面に広がる約500インチのLEDディスプレイによる映像は、会場でも大迫力の臨場感を味わえると同時に、オンラインではこれまでのリアルイベントではできなかった演出も可能となり、物理的な距離を感じさせないインタラクティブなイベントを行える。

GMOグローバルスタジオ
高さ7.5mの巨大アートも森田恭通氏の作品。

「SKY STUDIO」は長方形のスタジオの一辺が2フロアにわたる全面ガラス窓になっており、都心のダイナミックな景色を望むことができる。また、別の一辺の壁面には高さ7.5mの巨大アートがはめ込まれており、ガラス窓からの自然光と組み合わせた演出も可能。立食パーティやDJイベント、記者会見やトークセッションなどの場としても最適だ。

GMOグローバルスタジオ
コミュニケーションスペースとしても利用可能。DJブースも備える。

そして「LOUNGE STUDIO」は、温かみがあり、居心地のよいリラックスできる空間、さまざまな形のチェアやソファ、テーブルが配置され、メディアの取材やインフルエンサーらの配信に利用できる。さらに各種ケータリングサービスの用意に加え、カフェカウンターやワインセラーを用意しており、イベント終了後の懇親会の場としても利用できる。

この3つのスタジオ、そしてVIP用の控室の内装デザインなどを手がけたのは、グラマラス代表で、インテリアに限らず写真、グラフィックやプロダクトといった幅広い創作活動を行っているデザイナーの森田恭通氏だ。

森田氏は、今までにない今回の画期的なプロジェクトについて、こうコメント。

「GMOグローバルスタジオは、バーチャルとリアルがコンセプトになりますが、私はリアルの部分について、設計とデザインを担当しました。 WORLD STUDIO は『GMOブルー』をテーマに、SKY STUDIOは、26階から見下ろせる景色の良いスペースとなっています。

このスタジオは五感を感じる場所であり、さらに、利用いただく人がよりクリエイティブなアイデアを形にできるよう、第六感が刺激される場所となればと思っています。各スペースは、敢えてどこの国にいるかわからないようなデザインにしています。さまざまな人が使われるので、まさしくグローバルなデザインを心がけました」

ここでどのようなイベントが開催されるのか。そして、ここからどのようなエモーショナルな映像が世界中に届けられるのか。GMOグローバルスタジオは、最先端技術、ビジネス、感性、境界、そして人と人、といったあらゆるものを繋ぐ場所なのだ。

そして、それはリアルな未来だ。

TEXT=八木基之(ゲーテ編集部)

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