ロールス・ロイスのBEV「スペクター」から、特別な装飾とハイパワーエンジンを搭載した最新モデル「ブラック・バッジ・スペクター」が発表された。

あらゆる面で究極を追求
2022年にローンチされた、ロールス・ロイス初のBEV(バッテリー式電気自動車)となる「スペクター」。この度、その「スペクター」のオルターエゴとして昇華させた、よりダイナミックかつロールス・ロイス史上最もパワフルな「ブラック・バッジ・スペクター」が発表された。
ブラック・バッジは、ロールス・ロイスの中でも大胆不敵で既成概念にとらわれない顧客の要望に応えるためにつくられたモデル。
前例に縛られず自分らしく大胆に生きる人のためのクルマというコンセプトのもと、ダークな色合いの内外装はシャープさが強調され、パワートレインの技術革新によりスポーティな走りを実現している。
「ブラック・バッジ・スペクター」の大きな特徴は、ふたつの走行モードにより圧倒的なパワーを瞬時に発揮すること。
ひとつ目は、ステアリング・ホイールにあるインフィニティ・ボタンを押すことで発動する「インフィニティ・モード」。
このモードでは485kW(659hp)の最高出力が解放され、ダイレクトなスロットル・レスポンスを存分に感じることができる。また、走行状況の変化に連動して計器類の表示が鮮やかに彩られるので、より直感的なドライビングが可能となるのだ。
ふたつ目は、強烈かつ瞬時の加速を体感できる「スピリテッド・モード」。停止している状態でブレーキとアクセルを同時に踏みこみ、クルマの準備完了後にブレーキを解除すると、トルク出力が1075Nmまで増幅され、0〜100km/hを4.3秒という驚異的なスピードで走りだすことができるというから驚きだ。
外装には1980〜90年代のクラブカルチャーに着想を得た新色、ヴェイパー・ヴァイオレットを採用。ボンネットはアイスド・ブラック・ペイントとなっており、ダークなトーンで精悍かつ力強い印象を醸しだす。
エクステリアカラーは既存の44,000色から選ぶこともできるが、もちろんロールス・ロイスのビスポーク・デザイナーと相談しながら、自分だけの特別カラーを仕立て上げることも可能だ。
ホイールには複雑な幾何学的造形が印象的な、23インチ5スポーク鍛造アルミニウム・ホイールを新たに導入。部分ポリッシュ仕上げとオールブラック仕上げの2種類から選べ、いずれも力強い走りを想起させるデザインとなっている。
内装は、空に見立てたピアノブラックのルーフに、大小異なる輝きを放つ5,500個以上の星が瞬く仕様。車内であることを忘れ、高級ホテルのラウンジで過ごすひと時のような、贅沢な時間を体感することができるプレミアムなデザインに仕上がっている。
エレガントさと力強さを感じるダークなヴァイオレットカラーで強烈な個性を放ち、極限のスピードで疾駆する本モデルは、ラグジュアリーの枠を超えた究極のクルマといえるだろう。
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ロールス・ロイス・モーター・カーズ TEL:0120-980-242