ドゥカティのディアベルV4の洗練されたテクニカルベースに、ベントレー バトゥールの特長を融合させた「Ducati Diavel for Bentley （ドゥカティ・ディアベル・フォー・ベントレー）」を紹介する。
エレガンスとアート性をまとったモーターサイクル
今回のコラボレーションにより発表された「ドゥカティ・ディアベル・フォー・ベントレー」は、高性能で快適なディアベルV4がベース。ベントレーの社内オーダーメイド部門であるマリナーのカラーパレットから採用された豊かな色調のスカラベ・グリーンを、車体全体に使用している。
インスピレーション源になっているのは、740PSのツインターボW12エンジンを搭載した、ベントレー史上最もパワフルなモデルである「ベントレー バトゥール」。マリナーによって1台1台手作業で製作される当モデルは、18台限定で生産されるという点でも大いに注目を浴びた。
そして、ドゥカティが誇るディアベルV4を、このベントレー バトゥール仕様にアレンジしたのが「ドゥカティ・ディアベル・フォー・ベントレー」。自動車の形状を想起させる鍛造リムは、このコラボレーションのために設計・製作されたもので、ダークチタニウムサテンに塗装され、機械加工された表面の一部が見えるようになっている。
サイドのエアインテークは、バトゥールの最も特徴的な要素のひとつであるツートンカラーのフロントグリルを反映。三角形のリア・エクストラクターは、バトゥールの同様の部品を参考に、フロントマッドガード、フェアリング、タンク上部はフロント・ボンネットのリブ、また、パッセンジャーシートに交換可能な1人乗りテールは、バトゥールのリアスタイルから多くのヒントを得ているという。
ディアベル・フォー・ベントレーは500台の限定生産だが、さらに注目したいのは、マリナーの顧客限定で販売される、わずか50台の「ディアベル・フォー・ベントレー・マリナーシリーズ」。サドルやフロントブレーキキャリパー、リムのカラーが変更されるのに加え、ボディパーツのカラーは、愛車のマリナーと同じ色か、マリナーのデザイナーがこのエクスクルーシブなシリーズのために特別にセレクトしたパレットから選択可能だという。
去る2023年12月8日、マイアミのアートバーゼルで開催された「フオーリ・サローネ」イベントで公開されたディアベル・フォー・ベントレーの予定価格は760万円から。すでに争奪戦になっているであろうことは想像に難くない。
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