CAR

2021.11.08

ドイツ一強を脅かすマセラティ。その大胆不敵な思考とは?

マセラッティ

Takayuki Kimura
1965年大阪府生まれ。’87年大阪大学工学部卒業、トヨタ自動車入社。ノースカロライナ大学MBA取得。ファーストリテイリング、アジアパシフィック日産社長兼タイ日産社長、ボルボ・カー・ジャパン社長を経て、2021年7月からマセラティ アジアパシフィックリージョン マネージング・ディレクター。

ドイツの雄を追撃!マセラティの三叉矛(トライデント)

「マセラティはとてもポテンシャルの高いブランドだと思います。知名度とイメージが非常に高いし、商品にも個性がある。いける! 」とはマセラティのマネージング・ディレクターに就任したばかりの木村隆之氏。アジア全体の課題は、現行モデルの認知度が低いことだという。

「でも問題ありません。レヴァンテやギブリ ハイブリッドでの長距離ドライブでは、グランドツアラーとしての魅力と完成度の高さに驚きましたから。伸び代は十分です」

顧客満足度の向上を第1 に考え、ブランドビジネスをきっちりやるだけ、と木村氏は強調する。意識しているのは当然ドイツ勢だ。

「自分たちは単なるクルマ屋ではないと肝に銘じ、高級ホテルやレストラン、時計宝飾・服飾ブランドと同様のサービスと顧客応対をする。自分たちならではの言葉でマセラティを熱く語り、ロイヤルカスタマーを増やすんです」

三叉矛がドイツの雄を追撃する、木村氏による大胆不敵な反転攻勢が始まりそうだ。

マセラッティ

Maserati Levante F Tributo
1954年、マセラティはファン・M・ファンジオが運転する「250F」でF1デビューを遂げた。そんなファンジオへ捧げる限定モデルが「レヴァンテ F トリブート」。写真は特別仕様を多数備えた、世界7 台の限定色ロッソ・トリブート。430psの3.8ℓV8を搭載する。¥17,130,000~

問い合わせ
マセラティ紀尾井町 TEL:03-6261-2801

TEXT=数藤 健

PHOTOGRAPH=デレック槇島(StudioMAKISHIMA)

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