かのジェームズ・ボンドが身につけるアイテムは、ほぼすべてオーダーメイド。俊敏な身のこなしと華麗な佇まいは、寸分違わぬ“自分仕様”の為せる技なのだ。そんなタフな男が行き着く先、一級品のオーダーメイドの世界を紹介する。

ボディ色のみならず、レザーの色や質感、数種類ものウッドやアルミ、カーボンなど、インテリアを彩るデコラティブパネルも豊富に用意される。
服と同じように、自分の身体や嗜好にあわせてカスタム
ランドローバーのラインナップにおいて、特別なモデルにのみ与えられる「SV」のバッジがある。それは、2014年、本社のあるイギリス・コベントリー近郊に創設された、ハイパフォーマンスバージョンやビスポークモデルなど特別仕様の開発、製造を担う特設部門「SVO」(スペシャル・ヴィークル・オペレーションズ)が手がけたモデルであることの証だ。

ボディカラーのサンプル。SVOのスペシャルカラーには、同じ色でも光沢のあるグロスとマットを選択することも可能。
SVOでは今2種類のサブブランドが展開されている。ひとつ目が「SVA」。Aはオートバイオグラフィの略であり、ラクジュアリー性能を極めたもの。ふたつ目は「SVR」。レーシング由来のRを掲げ、スポーツ性能を高めたものだ。

色見本を片手に、iPadでコンフィギュレーションを試せる。無限大の組み合わせは悩ましくも楽しく時間を忘れる。
これらSVAやSVRは、レンジローバーやレンジローバースポーツなどにカタログモデルとしてラインナップされている。しかし、それでは飽き足らない顧客のために、ボディカラーや素材など、さらなるオーダーメイドの選択肢も用意。デジタルの時代だけにオフィシャルサイトでも緻密なコンフィギュレーションが可能となっているのだ。

レンジローバー スポーツのテールに、英国流のアンダーステイトメントでさり気なく配置されたSVRのバッジ。
「ビスポークプログラムを利用されるお客様の多くは、クルマの知識や経験が豊かで細部にまでこだわりをお持ちの方がほとんどです。コンフィギュレーターで欲しい仕様を絞りこみ、色や素材の質感といったウェブ上では確認できないものを確認しに来店されます。注文内容にもよりますが、納車までには最低でも半年以上かかりますので、オーダーを何度も経験されている方や、クルマを複数台所有されている方がほとんどですね」とはランドローバー東京ベイ有明のセールスエグゼクティブ河西宏和さん。

ボンネットのみならず、それを開けるとエンジンカバーまでカーボンというこだわりも実現できる。
そして実はSVOが手がけたエクストリームなオフロード性能を追求したモデルも存在する。映画『007スペクター(’15年)』の劇中車となったワイルドなディフェンダーだ。いかなるビスポークにも応えるSVOとは、洒脱でスポーティ。ボンドのようなタフな男が選ぶ究極のランドローバーなのだ。
問い合わせ
ランドローバー東京ベイ有明 TEL:03-3529-0211