“最高傑作”の条件とは?
ロールス・ロイスの後席に導かれると、濃霧のなかの栃木県・日光いろは坂を重厚かつ軽やかに、駆け上がる。
たどりついたのは、昨年7月に開業した「ザ・リッツ・カールトン日光」。
ここで11年ぶりの全面改良を遂げた新型「ゴースト」のお披露目&試乗会が開催された。

オーナードリブンとして、またショーファーとしても極上の快適性能を誇る。
「116年の歴史を誇るロールス・ロイス史上、最も売れたモデルが2009年発表の先代ゴーストです。新型は今後10年、私たちのお客様である実業家や起業家の方々に愛される存在でなければならない」
CEOのトルステン・ミュラー・エトヴェシュがそう語りかけるムービーが流された。
前作の成功に甘んじることなく、改良を重ねた新型モデルの乗り心地は実に快適だ。

初代から受け継いだのはこのアンブレラとスピリット・オブ・エクスタシーのマスコットだけ。それ以外は新たに開発されているという。
世界初のプラナー・サスペンション・システムは、前方の路面状況をカメラで読み取り、足回りをあらかじめ最適化してくれる。
オーナー自らステアリングを握ってもその快適性は不変。
新型ゴーストの楽しみ方は明快だ。

静粛性を格段と高めたキャビンは、走行中もゴーストの名にふさわしい静けさを保つ。Rolls-Royce Ghost ¥35,900,000。
ゴースト初の後輪操舵機構も加わり、むしろ積極的にドライビングを楽しみたくなるほど、つづら折りを優雅かつ鋭く進んでくれた。
平日は社用車として後席を活用し、休日はオーナー自らステアリングを握る。
問い合わせ
ロールス・ロイス・モーター・カーズ東京 TEL:03-6809-5450