
前後重量配分は理想的な49:51で、車重を感じさせることなく峠道でも思いのまま。最大出力は625ps、オーバーブースト時には761psにまで到達し、0→100km/h加速2.8秒と異次元の世界へ。本来の性能を味わいたいなら首を鍛えてからにしたほうがいい。Taycan Turbo S ¥24,541,000。
新時代へと走るポルシェ魂を“体感”
テスラが先行するプレミアムEV市場に、メルセデス、アウディなど自動車専業メーカー各社は、SUVを送りこんだ。
しかし、ポルシェが選んだのは4ドアサルーン。
「911をはじめとする過去のヒストリーを見ればわかるように、我々はスポーツカーメーカーなのです。SUVなら開発はもっと簡単だったかもしれません。しかし、何がポルシェらしいのか。プレミアムEVであっても、それを提示する必要があるのです」。以前、取材した開発者は誇らしげにそう話していた。

初代911をモチーフに“T字”をイメージさせる水平基調のダッシュボード。911伝統の5連メーターを液晶パネルで再現。オプションで助手席前方にもディスプレイが備わる。
車名の「Taycan(タイカン)」は、ポルシェクレストの中央にいる跳ね馬のイメージに基づくもので、“生気溢れる若馬”を意味するという。
新時代を切り拓くスポーツカーであるという思いが込められている。
ボディサイズは、パナメーラよりも全長は短く、全幅は広く、全高は低い。そして床下にバッテリーを抱えながらも911に近いシートポジションを実現している。
低い重心高がもたらすハンドリングのよさはスポーツカーそのもの。

総バッテリー容量は93.4kWh。航続距離はWLTPモードで412km。CHAdeMOや普通充電など既存インフラにも対応しており、50kW急速充電器では航続距離100km相当の充電に要する時間は31分。今後150kW級の急速充電器を備えた「ポルシェ ターボチャージング ステーション」の整備を進めていくという。
“ターボ”の名に違(たが)わずその加速性能は異次元で、それでいて、ゆっくりと流して走っていても快適。
高いボディ剛性とエアサスペンションの組み合わせによって、ポルシェモデルで最上とも思える乗り心地を手に入れた。
最近は電気自動車の台頭に注目が集まるが、タイカンは紛うことなきポルシェ。
価格、性能あらゆる面において選ばれしエグゼクティブのためのもの。
今最強の電動スポーツカーなのだ。
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ポルシェコンタクト TEL:0120-846-911