伸びやかで力強い線、見た者の魂に訴えかける作品……。墨の魔術師と称される書家・金田石城氏が、時代とともにパワフルに進化を続ける日本のトップシンガー・郷ひろみと出会った。

一郷一会
郷ひろみのひとつひとつの言葉のなかに宿る確かな人生哲学に感銘を受け、今回の展覧会『一郷一会展(いちごういちえてん)』開催が決定。運命的な出会いに対しての喜び、そして”生きること”への熱いエールが込められたタイトルだ。
郷ひろみの著書である『黄金の60代』(幻冬舎)の文章のなかから言葉を選び、「2億4千万の瞳」「お嫁サンバ」をはじめとする数多くの名曲から歌詞を抽出した、全30点が会場に並ぶ。美しい言葉のひとつひとつが、金田氏の奥深い墨の濃淡や巧みな筆使いによって一層の迫力を増し、存在感を高めている。
稀代のアーティストふたりが織り成す珠玉のクリエイションは、東京と、郷ひろみの故郷である福岡で披露される。福岡展においては、会場に選ばれた大丸 福岡天神店が出店50周年の節目。郷ひろみが大好きな数字「5」に関わっているという不思議な縁にも注目したい。
一郷一会展

●東京展
日程:2025年10月10日(金)~10月15日(水)
時間:10:00~18:00
会場:有楽町朝日ギャラリー
●福岡展
日程:2025年11月5日(水)~11月16日(日)
時間:10:00~20:00
会場:大丸 福岡天神店

金田石城
墨の魔術師と称され、書をもとに画・篆刻・陶芸・写真・映画・著述など多彩に活動する。映画タイトル『天と地と』『椿三十郎』など代表作多数。

郷ひろみ
1972年、大河ドラマ「新・平家物語」で芸能界デビュー。同年「男の子 女の子」で歌手デビュー後、ヒット曲を連発。日本を代表するポップスシンガー。