2023年春、テーマを決めずに大きなキャンバスに向かううち、横尾忠則の「連歌」ならぬ「連画」制作が始まった。

88歳、新たな創造の営み「連画」とは?
昨日の自作を他人の絵のように眺め、そこから今日の筆が導かれるままに描く。明日の自分=新たな他者に託して、思いもよらぬ世界がひらけていくのだという。遠い昔に郷里の川辺で同級生たちと撮った記念写真のイメージを起点に、筆が運ばれ、「連画」は気づけば大河の流れのなかにあった。
150号を中心とする新作の油彩画は約60点にも及ぶ。関連作品やスケッチなども加えた、88歳の横尾忠則の現在を目撃したい。
「横尾忠則 連画の河」
開催期間:2025年4月26日(土)~6月22日(日)
会場:世田谷美術館 1階展示室
開場時間:10:00〜18:00(入場は30分前まで)
閉館日:月曜(HP確認要)
料金:¥1,400他