GOURMET

2024.12.07

今飲むべきグロワー・シャンパーニュ4選〜バール編〜

洗練度、華やかさ、安定感に秀でた大手メゾンのシャンパーニュ。しかし、時にはどぎついくらいの個性にどっぷりハマるのも一興。RM、もといグロワー・シャンパーニュの迷宮へようこそ。今回は、「オレキス」オーナーソムリエ、春藤祐志氏が選ぶ今飲むべきグロワー・シャンパーニュ、バール編。【特集 シャンパーニュの魔力】

今飲むべきグロワー・シャンパーニュ4選〜バール編〜

1.ジュリー・デュフール|クレオビュリンヌ シャピートル2 NV

シャルル・デュフールの姉、ジュリー氏が2019年から醸造開始。栽培はビオディナミ、自然発酵、亜硫酸最小限のナチュラル派。このブラン・ド・ブランは、「泡は柔らかくまろやかで、繊細な口当たり」と春藤氏。

ジュリー・デュフール「クレオビュリンヌ シャピートル2 NV」
個 性:■■■■■□□
希少性:■■■■■□□
値 段:■■□□□□□

2.リュペール・ルロワ|“11,12,13…” NV

ビオディナミ農法を実践するつくり手。これは毎年ワインを継ぎ足したソレラ式のリザーブワインからつくられたもの。春藤氏によれば、「レモングラスやグレープフルーツのアロマ。味わいは官能的」という。

リュペール・ルロワ「“11,12,13…” NV」
個 性:■■■■■□□
希少性:■■■■■□□
値 段:■□□□□□□

3.ドメーヌ・ド・ビシュリー|ラ・スルス 2016

2015年から醸造を始めたラファエルとハンナのピコネ夫妻によるドメーヌ。亜硫酸は完全無添加。見つけたら即買いがお約束のつくり手。

「リンゴのようなきれいな酸に、軽いミネラル感が素晴らしい」

ドメーヌ・ド・ビシュリー「ラ・スルス 2016」
個 性:■■■■□□□
希少性:■■■■■□□
値 段:■□□□□□□

4.オリヴィエ・オリオ|ソレラ NV

シャンパーニュ地方最南端、レ・リセイのつくり手。ブドウ栽培はビオディナミ。これはアルバンヌやプティ・メリエなども含めた7品種混醸&ソレラのシャンパーニュ。

「複雑なアロマ。蜜のように芳しい味わい」

オリヴィエ・オリオ「ソレラ NV」
個 性:■■■■■■□
希少性:■■■■■□□
値 段:■□□□□□□

※チャートの値段は、■ひとつにつき、小売価格1万円が目安です。

春藤祐志
オーナーソムリエ。1970年大阪府生まれ。「ザ・ジョージアンクラブ」で支配人兼ソムリエを務めた後、紹介制の「オレキス」(TEL:非公開)をオープン。

【特集 シャンパーニュの魔力】

この記事はGOETHE 2025年1月号「総力特集:シャンパーニュの魔力」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

TEXT=柳忠之

PHOTOGRAPH=大森直

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