今飲むべきは、ホテルBARの和カクテル。今回は、HOTEL THE MITSUI KYOTOの「THE GARDEN BAR(ザ ガーデンバー)」を紹介する。【特集 ニッポンのSAKE】
三百年の時を感じる古都の美麗カクテル
二条城を望む三井総領家の跡地に、2020年、三井不動産グループのフラッグシップホテルとして誕生したホテル ザ ミツイ キョウト。エントランスには、300年を経た梶井宮門、ホテル中央には三井家時代の日本庭園が配され麗しい。
京都の四季を映す庭園に面した空間で、アフタヌーンティー、カクテルなどドリンクを味わえるのが、バー&ラウンジ「ザ ガーデンバー」だ。
バーのコンセプト「継承と新生」をイメージしてつくられた「雲母(きら)」は、老舗酒蔵の古酒、クラフトジン「季の美」を使ったシグネチャーカクテル。盃を思わせる大きく開いたグラスに注がれ、紅葉など季節の花や葉を浮かべる。
サントリーのブレンディッドウイスキー「響」と西陣織メーカー「HOSOO」とのコラボで話題になった、ハーモニアスカクテル3種は、二十四節季をイメージした24面カットのオールドファッショングラスに「響」と和三盆、柚子や和紅茶を組み合わせたカクテルを満たす。
「夕暮れ時のお庭の様子が本当に美しいので、お楽しみください」と言うのは、バーテンダーの松原拓未氏。受け継がれる日本の美意識を、眺望とカクテルが感じさせてくれる。
この記事はGOETHE 2024年1月号「総力特集: ニッポンのSAKE」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら ▶︎▶︎特集のみ購入(¥499)はこちら