巷では、2022年もモンブランやパフェといった華やか系のマロンスイーツが賑わいを見せる。けれど、栗をひと粒ずつ丁寧に仕込んで作る、マロングラッセや渋皮煮こそ、大人が味わうべき究極の栗スイーツだ。まるでジュエリーのように輝く貴重な一粒を秋の夜長に楽しんでみては。
美酒とともに堪能したい! フレデリック・カッセル「マロングラッセ」
フランスで栗は、秋冬の風物詩のようなもの。今秋も、いくつもの魅力的なマロンスイーツを展開している「フレデリック・カッセル」であるが、カッセル氏が子供のころからの思い出がある味だと語る「マロングラッセ」もラインナップしている。
甘味のある繊細な味わいと食べ応えのある大粒のイタリア産の栗を使い、ゆっくりと煮詰めて糖度を上げていく「マロングラッセ」。栗本来の味わいをしっかりと感じられるよう、洋酒は使わず、バニラがほんのりと香る味わいに仕上げてある。
丸ごと一粒、頬張るのが醍醐味。濃厚な味わいに続き、これぞ理想の栗と思える風味が堪能できる。
秋の夜長に独りでじっくりと味わうなら、ゴールドラムやダークラムとともに。また、ティータイムやパーティーなら、ほんのり煙った香り漂う、ほうじ茶や東方美人などの中国茶を合わせてみるのも面白い。
問い合わせ
フレデリック・カッセル オンラインショッピングサイト https://frederic-cassel.shop/
ビターチョコの口溶けと、しっとり食感が癖になる! 和光「マロンショコラ」
東京・銀座にある和光の並び、「和光アネックス」は、今話題のグルメとスイーツが集まる場所。1階の「ケーキ&チョコレートショップ」のアイテムのなかでも、マロングラッセ好きに支持が高いのが「マロンショコラ」だ。
マロングラッセと、マロンショコラの違いを楽しめるセット。「マロングラッセ」は、北イタリア産の上質な栗を、フランスの伝統的な製法で、丹精込めてシロップ漬けに。アトリエで、そのマロングラッセをひと粒ずつ手作業で形を整え、ひと晩かけて余分なシロップを落としてから、ビターチョコレートをかけて仕上げたのが「マロンショコラ」である。
「マロンショコラ」を味わうと、口溶けのよいビターなチョコレートの後に、しっかりとしたマロングラッセの味わいがある。マロングラッセだけでは味わうことのできない、栗とチョコレートが相まった風味、そして、特有のしっとりとした食感が堪らない。
このスイーツを引き立てるのは紅茶。柑橘の香り漂うアールグレイがマッチする。
マロングラッセの強い甘味とビターなチョコレートの絶妙なバランスは、味だけでなくコーティングの厚さを微妙に調整しているのだという。
シックなギフトボックス入りなのでギフトにも最適だ。
問い合わせ
和光 アネックス1階 ケーキ&チョコレートショップ TEL:03-3562-5010
繊細な和栗の風味を丸ごと味わえる「しまんと地栗の渋皮煮」
高知県・四万十産のブランド栗「しまんと地栗」。近頃は、その大きさと甘み、そして繊細な味わいが魅力だと愛用するパティシエもいて、静かな話題となっている。
「しまんと地栗」は、十分に日光を浴び、四万十川の恵みを受けてより大きく育ち、昼夜の気温差が大きい地域のため甘みが増す。収穫量はそう多くない希少品だ。そのなかでも、特に大きな栗を使って作られたのが、この「しまんと地栗の渋皮煮」である。
ボトルの中には、大ぶりの栗が7~8個。原料は、「しまんと地栗」と砂糖のみ。仕込んでから1年ほど、じっくりとシロップに漬け込んである。
丸ごと味わえば、キレのある甘さ、栗本来の風味、ほくほくっとした感じも味わえる。皮の渋みは少ない。日本酒との相性がよさそうだから、まずは晩酌の供にしよう。
ほっこりとした味わいは、もちろんコーヒーやミルクにも合う。上質なバニラアイスクリームを添えれば極上のデザートに。寒い日には、暖かな部屋で親しい人と一緒に味わいたい。
購入はWebサイトにて。その年の収穫量に左右される希少な素材ゆえ、時により品薄になることも。その際は、「待つ時間も楽しみ……」と、届くのを心待ちにしよう(サイトでは現在の発送状況も確認できる)!
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SHIMANTO ZIGURIストア TEL:0120-40-5532