GOURMET

2022.10.11

赤坂の住宅街に誕生した、話題のイタリアン「フィレモネ」

2022年7月、赤坂の住宅街にオープンしたのはアラカルトで気軽に楽しめるスタイルのイタリアン。「ドンチッチョ」「シュリシュリ」で腕を振るったシェフのレストラン「フィレモネ」を紹介する。

「フィレモネ」

「吊るし熟成 短角牛のタリアータ」180g(約2人前)¥4,200。赤身の旨味がしっかりした短角牛にサンジョヴェーゼのような赤ワインがよく合う。

気軽に美味を楽しめる、住宅街のイタリアン「フィレモネ」

シェフの新田大介氏とサービスの森裕太氏は、「ドンチッチョ」「シュリシュリ」でともに活躍した仲間。赤坂の外れの住宅街に2022年夏オープンしたのは、アラカルトで楽しめる自由度の高いイタリアンだ。

メニューは前菜・パスタ・メインを合わせて約20品。産地から直接仕入れた新鮮な食材を生かし、イタリア郷土料理に落としこんだものが中心だ。秋にお薦めの前菜は、五島列島の漁師から直送される太刀魚のフリット。サクッと香ばしい衣に包まれた太刀魚は、脂ののった切り身を2枚重ねているため、ふわりとほどけるような食感が楽しめる。

「フィレモネ」

「太刀魚のフリット」(写真は1/2人前)¥900。

「フィレモネ」

自家製パンチェッタとトマトソースで作る「アマトリチャーナ」¥1,800。写真のパスタは手打ちのトンナレッリだが、パスタを乾麺に変更することもできる。

「フィレモネ」

左:オープンキッチンで腕を振るうシェフの新田大介氏。「シュリシュリ」でスーシェフを務めた実力者。右:赤坂の静かな通りに面した入り口はガラス張りで入りやすい。2022年7月22日オープン。

自家製パスタは歯切れのよさとコシが楽しめるタリオリーニや、もちもちした食感のトンナレッリなど4種があり、他に乾麺も用意。一番人気はトマトの酸味をほどよく生かしたソースと自家製パンチェッタでつくる「アマトリチャーナ」だ。

メニューのなかにはパッと見ると洋食のような品々もあるが、それらは本場の料理を親しみやすくアレンジしたもの。例えば「三元豚のカツレツ」は、本来は仔牛で作る伝統料理を三元豚でつくった逸品だ。

気取ることなく陽気な夜を過ごせる1軒である。

フィレモネ
住所:東京都港区赤坂8-12-12 赤坂アンドロン101
TEL:03-4363-2887 
営業時間:18:00~23:00
定休日:日曜 
席:カウンター4 席、テーブル14席
料金:ワイン/グラス¥800~、ボトル¥4,000台~

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Megumi Komatsu

気軽に美味しいものを楽しめるアラカルトのお店は何軒知っていても困らない。今回の2軒は親しい友人と積もる話をしたい時にもピッタリ。Instagram:@komatsung

TEXT=小松めぐみ

PHOTOGRAPH=上田佳代子

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