チリで長い間メルロと混同して栽培されていたが、1994年に初めて別の品種であると特定されたブドウ品種とは!?
A. 3.カルメネール
1990年代末の赤ワインブーム以来、日本でもすっかりお馴染みとなり、国別シェアでは2015年からトップに立つのがチリワイン。
そのメジャー品種であるカルメネールは、カベルネ・ソーヴィニヨンよりも晩熟な品種。一方、カルメネールと混同して栽培されていたメルロは早熟なブドウ。メルロが熟した頃に収穫すると、畑に混ざっていたカルメネールは未熟であったことから、ふたつの品種が区別されるまでは、チリのメルロといえば「青い」というのがお約束だった。