ボルドーを代表する5大シャトーのひとつであり、毎年、著名アーティストの作品がラベルを飾ることでも有名な「シャトー・ムートン・ロッチルド」。なかでも異例とされる1973年のラベルを手がけたのはこの人!
A. 1.ピカソ
1973年はムートンが2級から1級に昇格した年。そこで、この年に他界したパブロ・ピカソの作品「バッカナーレ」(ムートン美術館所蔵)を、遺族の承諾を得て使用した。通常は存命作家にラベル画を依頼するので、この年は異例。ミロは1969年、シャガールは1970年、カンディンスキーは1971年。作家への報酬は現金ではなく、ラベルを手がけた年のムートンに、過去のヴィンテージも合わせて贈られるとの噂。