秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹の美食を探求する4兄弟の偏愛レストランを大公開するゲーテレストラン大賞「ゲーテイスト」から広尾の名店をまとめてご紹介。※GOETHE2020年6・7月号掲載記事を再編
ア・ニュ Shohei Shimono|秋元康お薦めの広尾の創作料理。ライブ感のあるカウンターで美食を堪能
――広尾で10周年を迎えた『ア・ニュ』が2019年、リニューアル。6mのカウンターの上にはその日のゲストのために食材のディスプレーが。『ア・ニュ Shohei Shimono (ショウヘイ シモノ)』では、料理ジャンルの枠にとらわれない、シェフの豊かな感性が宿った美食を堪能できる。
秋元:たまには僕もお洒落なお店に行くということをお伝えしてもいいですか?
見城:もちろん。しかし、毎度のことながら秋元の守備範囲の広さには驚かされるなぁ。
秋元:ここはちょっと薫堂っぽいセレクトなんですが、広尾商店街の『ア・ニュ Shohei Shimono』。
小山:素敵ですよね。最近、リニューアルされました?
秋元:2019年、カウンターだけの内装に変えたんだよね。食材にすごく思い入れのあるシェフだから、それをお客さんと一緒に共有できる空間にしたかったんだと思う。最初に今日の食材を見せてくれるのもワクワクします。
見城:印象的だった料理はある?
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Shohei Shimono
住所:東京都渋谷区広尾5-19-4 SR広尾ビル1F
TEL:非公開
営業時間:17:30~L.O.21:00
休業日:日曜・月曜
座席数:18席
料金:コースは¥20,000~
au deco|小山薫堂絶賛の穴場フレンチ! クラシックなフランス料理とワインが好評
――代官山『Ata』や日比谷『Varmen』などの人気店を手がける掛川哲司シェフと、数々の名店を渡り歩いてきた女性ソムリエ・白仁田真澄さんがツートップをつとめる穴場『au deco(オデコ)』。クラシックなフランス料理とワインが好評。
秋元:ここは何がお薦めですか?
小山:いわゆる定番っぽいフレンチがいいです。アラカルトもコースもいいですよ。それとわりといつでも予約が取れて、ふらっと行けるのも嬉しい。僕は普段はカウンターで、大切な人と一緒の時は個室に行きます。
中田:ここの個室、いいですよね。厨房が見える窓があって、シェフズテーブルみたいな感じで。
小山:シェフは箱根の『オーベルジュ オー・ミラドー』や南青山の『NARISAWA』で修業した後、代官山の『Ata』をつくった人で、ここではクラシックな料理を作っています。ソムリエの女性は昔『マルズバー』という六本木のワインバーにいて、フランスに行って帰国した後、西麻布の『ル・ブルギニオン』にいたので前からよく知っているんですよ。
見城:薫堂が大好きな、あの『ブルギニオン』にいたんだ。
小山:はい。おでこがすごい出てる女の子で(笑)。店をつくるんだったら「でこ」っていう名前がいいよって言ったら、渋谷で『deco』というフレンチをつくったんです。その店を閉めた後、古酒と料理のペアリングをする店に移って、2019年広尾に出したのがここ『au deco』(おでこ)なんです。すごく誠実なワインの値つけに感動します。例えばシャンパンだったら、’80年代とかにリリースされたノンヴィンテージを見つけてきて安く出してくれたり。
見城:『マルズバー』にいた人なら、ヴィンテージワインの品揃えも間違いないね。
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オデコ
住所:東京都渋谷区恵比寿2-23-3
TEL:03-6721-9218
営業時間:18:00~最終入店23:00
休業日:日曜
座席数:24席、個室1室(~4名)
料金:コースは¥10,000