GOURMET

2020.06.16

au deco|広尾の穴場フレンチ! クラシックなフランス料理とワインが好評

毎年恒例のゲーテレストラン大賞「ゲーテイスト」。今回も秋元 康さん、小山薫堂さん、中田英寿さん、見城 徹の食を愛する4兄弟が集結、ここ1年のお薦めのレストラン(全52店)を教えてもらった。30店目は、いくつもの人気店を手がけるシェフと、数々の名店で経験を積んだソムリエールによるお店。

au deco

小山薫堂「ふらっと行けて満足度も十分なフレンチ」

──代官山『Ata』や日比谷『Varmen』などの人気店を手がける掛川哲司シェフと、数々の名店を渡り歩いてきた女性ソムリエ・白仁田真澄さんがツートップをつとめる穴場『au deco(オデコ)』。クラシックなフランス料理とワインが好評。

秋元:ここは何がお薦めですか?

小山:いわゆる定番っぽいフレンチがいいです。アラカルトもコースもいいですよ。それとわりといつでも予約が取れて、ふらっと行けるのも嬉しい。僕は普段はカウンターで、大切な人と一緒の時は個室に行きます。

中田:ここの個室、いいですよね。厨房が見える窓があって、シェフズテーブルみたいな感じで。

小山:シェフは箱根の『オーベルジュ オー・ミラドー』や南青山の『NARISAWA』で修業した後、代官山の『Ata』をつくった人で、ここではクラシックな料理を作っています。ソムリエの女性は昔『マルズバー』という六本木のワインバーにいて、フランスに行って帰国した後、西麻布の『ル・ブルギニオン』にいたので前からよく知っているんですよ。

見城:薫堂が大好きな、あの『ブルギニオン』にいたんだ。

小山:はい。おでこがすごい出てる女の子で(笑)。店をつくるんだったら「でこ」っていう名前がいいよって言ったら、渋谷で『deco』というフレンチをつくったんです。その店を閉めた後、古酒と料理のペアリングをする店に移って、去年広尾に出したのがここ『au deco』(おでこ)なんです。すごく誠実なワインの値つけに感動します。例えばシャンパンだったら、’80年代とかにリリースされたノンヴィンテージを見つけてきて安く出してくれたり。

見城:『マルズバー』にいた人なら、ヴィンテージワインの品揃えも間違いないね。

「アマエビと菜の花のクーリバナナのタブレ」

「アマエビと菜の花のクーリバナナのタブレ」(¥10,000のコースの前菜の一例)。

「シストロン産仔羊のロースト 香草パン粉焼き」

「シストロン産仔羊のロースト 香草パン粉焼き」¥4,600(2名分)。野菜とともにつけ合わせた仔羊バラ肉は、香味野菜やトマト、柑橘の皮と煮込んだもの。写真はハーフポーション。

「タラバ蟹と蟹味噌のスクランブルエッグのパイ包み焼き」

スペシャリテの魚料理「タラバ蟹と蟹味噌のスクランブルエッグのパイ包み焼き」¥5,200。ひと皿2名分。写真はハーフポーション。

’80年代のボランジェはボトル

ワインはブルゴーニュを中心に、シャンパーニュやコート・デュ・ローヌを揃える。’80年代のボランジェはボトル¥29,000。

オーナーシェフの掛川哲司氏。

オーナーシェフの掛川哲司氏。

白仁田真澄さん。

カウンターの中に立つのは、店名由来の美しい“おでこ”をもつオーナーソムリエール、白仁田真澄さん。

オデコ
住所:東京都渋谷区恵比寿2-23-3
TEL:03-6721-9218
営業時間:18:00~最終入店23:00
休業日:日曜
座席数:24席、個室1室(~4名)
料金:コースは¥10,000

※現在、レストランの営業時間、休業日など記載の情報と異なる場合があります。ご来店時は事前に店舗へご確認ください。

TEXT=小松めぐみ

PHOTOGRAPH=中庭愉生

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