GOURMET

2020.06.06

ア・ニュ Shohei Shimono|秋元康お薦めの広尾の創作料理。ライブ感のあるカウンターで美食を堪能

毎年恒例のゲーテレストラン大賞「ゲーテイスト」。今回も秋元 康さん、小山薫堂さん、中田英寿さん、見城 徹の食を愛する4兄弟が集結、ここ1年のお薦めのレストラン(全52店)を教えてもらった。9店目は、昨年カウンターだけのお店にリニューアル、絶対的に美味しいものを作るぞという気合いが伝わってくる奇才のシェフのレストラン。

ア・ニュ Shohei Shimono

感性と経験の豊かさが融合した料理に悶絶!

――広尾で10周年を迎えた『ア・ニュ』が昨年、リニューアル。6mのカウンターの上にはその日のゲストのために食材のディスプレーが。『ア・ニュ Shohei Shimono (ショウヘイ シモノ)』では、料理ジャンルの枠にとらわれない、シェフの豊かな感性が宿った美食を堪能できる。

秋元:たまには僕もお洒落なお店に行くということをお伝えしてもいいですか?

見城:もちろん。しかし、毎度のことながら秋元の守備範囲の広さには驚かされるなぁ。

秋元:ここはちょっと薫堂っぽいセレクトなんですが、広尾商店街の『ア・ニュ Shohei Shimono』。

小山:素敵ですよね。最近、リニューアルされました?

秋元:去年、カウンターだけの内装に変えたんだよね。食材にすごく思い入れのあるシェフだから、それをお客さんと一緒に共有できる空間にしたかったんだと思う。最初に今日の食材を見せてくれるのもワクワクします。

見城:印象的だった料理はある?

秋元:特に手で食べる熊クレープが美味しかったです。あとは、石垣牛と黒トリュフのオムライスとか。パンも美味しいんですよ。

見城:オムライスはいいねぇ。

秋元:ストウブ鍋で最終調理をしてくれるんですけど、お米も自分で精米しているみたいで。すごく天才肌なシェフだけど、そこに安住していないんです。今時の料理ってお洒落でサプライズがあってすごいと思うんだけど、僕は最終的に何を食べたか記憶に残る料理が好きなんです。『ア・ニュ』はお洒落だけど、その軸がブレていない。シェフの絶対的に美味しいものを作るぞという気合いが伝わってくるから、もう3回は行っているかも。

見城:予約は取れるの?

秋元:電話番号は非公開なので予約は基本的に予約サイトからだけ。それでも行ったら確実に満足できると思います。

「熊クレープ」。

「熊クレープ」。ローストした熊肉と煮込んだ熊肉をクレープ生地に巻いて。卵黄を使ったサバイヨンソースでまろやかに(料理はすべて¥20,000~のコースの一例)。

石垣牛と黒トリュフのオムライス。

石垣牛と黒トリュフのオムライス。柔らかなロース肉と濃厚卵を鍋で混ぜ合わせて提供。

ホタルイカのアヒージョ。

ホタルイカのアヒージョ。溶岩の器でソースを熱し、生のホタルイカに火を入れて仕上げる。

Shohei Shimono
住所:東京都渋谷区広尾5-19-4 SR広尾ビル1F
TEL:非公開
営業時間:17:30~L.O.21:00
休業日:日曜・月曜
座席数:18席
料金:コースは¥20,000~

※現在、レストランの営業時間、休業日など記載の情報と異なる場合があります。ご来店時は事前に店舗へご確認ください。

TEXT=小寺慶子

PHOTOGRAPH=福本和洋

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