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2021.05.07

中田英寿オススメ! ネットで買える日本全国の逸品

日本全国、訪れた場所は累計で2000ヵ所以上。中田英寿が自ら足を運び、手で触り、口で味わい、厳選した日本の「ほんもの」を購入できるECサイト「にほんものストア」がますます充実。作り手の思いをふんだんに盛りこみ、温もりをも感じさせるセレクトショップだ。

生産者が生みだす価値を独自の視点で切り取る

「ゲーテ」2021年6月号での対談で内田篤人は「ドイツから日本に戻ってきたら、日本のこと全然知らないな」と話していた。中田英寿もそのような思いがあったがゆえに、行動を起こした。

日本全国を巡り、日本の奥深さを体感してきた。やがて、日本酒を始めとする伝統産業を取り扱う会社を立ち上げたが、「今はお茶の可能性も感じていて、勉強しているところ」と話す。また、毎年、参加してくださっているレストラン大特集「ゲーテイスト」(今年はゲーテ2021年7月号、5月25日発売)の対談では「もっと生産者にフォーカスを当てたいんです。実力あるシェフたちから、彼等が仕入れているこだわりの生産者情報を教えてもらっています」と言葉に熱を帯びる。

中田がディレクションしている「にほんものストア」にはその想いが表現されている。「生産者」というタブを押すと、彼らの理念とともに現地で撮影した動画も見ることができる。

Youtubeチャンネル「にほんもの/NIHONMONO」

文章では伝わらない生産者のこだわりや技術がわかるストーリー動画をYoutubeチャンネル「にほんもの/NIHONMONO」にて配信している。

今回は、生産者のひとりである広島県「かなわ水産」の三保(みほ)弘太郎さんに話を聞いた。

初めての出会いは、2019年夏のこと。中田が広島を訪れる際に、東京のお寿司屋さんに紹介されたのがきっかけだった。三保さんは中田の印象について「非常に多弁な人で、好奇心旺盛に多くの質問を投げかけてきました」と話す。

「牡蠣という自分があまり詳しくない分野には、素直に相手から学ぼうとする。しかし、日本酒や工芸品など、自分が得意なことについては、本当に膨大な知識を持っていて驚きました」

三保さんが話すエピソードからは、常に生産者と同じ目線で考えて学ぶ、中田が職人や農家などの人々に愛されるゆえんともいえる人間性が垣間見えた。

30年近く生牡蠣を食していなかったという中田だったが、実際にかなわ水産のこだわりや技術を知ることで、その違いを実感。

「美味しそうに牡蠣を食べる姿が、本当に嬉しかった。このストアを通して飲食店やプロの料理人と出会い、ビジネスの幅がさらに広がりました。中田さんに紹介してもらったことで、かなわ水産を知らなかった人にも気軽に購入してもらえるのは本当にありがたいです」

中田が築き上げてきた経験値と人脈が、「ものづくり」を通じて人と人の縁を紡いでいく。全国から選び抜かれた逸品を味わってほしい。

 

中田英寿が選んだ“こだわり”の逸品!

「にほんものストア」で実際に購入できる商品から、ゲーテの読者にお薦めする4品をセレクト!

かきの燻製オイル漬け

かなわ水産(広島県)
かきの燻製オイル漬け
桜チップの芳ばしい燻製の薫りとグレープシードオイルの豊かな味わいが、臭みや雑味のない牡蠣本来の旨みを引き立てる。サラダのドレッシングやパスタの具材など、幅広く活用できる一品だ。「生活排水が入らないように無人島で成育した、絶対にあたらない“クリーン”な牡蠣はまさに絶品です」(中田。以下同)

酒酵煎餅

末富(京都府)
酒酵煎餅
高木酒造を代表する銘柄「十四代」の酒粕を練りこんだ麩(ふ)焼き煎餅は、焼印の香ばしさと米の旨みを感じられる深い味わい。日本画家・池田遙邨(ようそん)がデザインした包装紙は、独特な色合いから「末富ブルー」と呼ばれ、お祝いや手土産などに最適。「洋菓子とのコラボ商品なども製造するが、どこか上品さを残す末富。軽さがあり食べやすいです」

飲むみかん180ml 10本セット

早和果樹園(和歌山県)
飲むみかん180ml 10本セット
440年以上の歴史を持つ和歌山県有田地方のブランドみかん「有田みかん」。その果肉のみを贅沢に使用した100%ジュースは、まるで摘みたてのみかんを食べているかのような濃厚な甘みと爽やかな後味。薄皮ごと裏ごしをして搾った果汁の独特な舌触りが心地いい。「飲んだ瞬間に旨いと感じました。深みがあり甘すぎない、切れのあるバランスのよさは秀逸です」

ペティ切付型包丁(極上本霞研ぎ鏡面仕上げ)

田所刃物(高知県)
ペティ切付型包丁(極上本霞研ぎ鏡面仕上げ)
高知で400年以上受け継がれてきた「土佐刃物」を生産する田所真琴さんは、鍛冶職人が作った刃物の原型を研ぐ「研ぎ師」。高知や大阪・堺で修業した熟達の技工で、一本一本を丁寧に磨きあげた包丁は、まさに買う価値がある逸品だ。「包丁は、研ぎ師によってよし悪しが変わるのか興味深いです。やはり素晴らしい道具は、見た目も美しいものだと思います」

 

に・ほ・ん・も・の・ストア

に・ほ・ん・も・の・ストア
旅がライフワークともいえる中田が、2009年から日本各地を巡り訪れた2000ヵ所以上の農家や工芸家、日本酒蔵などのなかから、厳選した珠玉の逸品を購入できるECサイト。有名シェフのお薦めする調味料や食品を紹介する特集や、生産者のストーリー動画なども配信されているので、全国のものづくりの現場を学び、その奥深さを実際に体感してみたい。

 

「に・ほ・ん・も・の・ストア」のウェブサイトはこちら

TEXT=坂本遼佑(編集部)

PHOTOGRAPH=淺田 創、©にほんものストア(商品)

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