若き才能を発掘する料理コンペティション「RED U-35」が、そのスピンオフとして「食のサステナブルAWARD」を開催。現在、食の未来を変革するようなアイデア、アクション、ビジネスなどの企画を募集している。
35歳以下の若い料理人の頂点を決める「RED U-35」。2013年から始まった、若き才能を発掘する日本最大級の料理コンペティションは、残念ながら新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年は中止となった。
しかし、そのスピンオフ大会として「食のサステナブルAWARD」を開催。「食のサステナビリティ(持続可能性)」をテーマに、課題の解決につながり、新たな価値を生み出す、食の未来を変革するようなアイデア、アクション、ビジネスなどの企画を募集する。
そもそもREDとはRyorinin’s Emerging Dreamの略。料理界から未来と世界を変える「RED PROJECT」のなかに「RED U-35」と「CLUB RED」がある。RED U-35は単に料理の腕前を競うものではなく、食を通じてメッセージを発信する料理人を、これまでの料理コンテストとは違う視点で発掘しているコンペ。そしてもうひとつ、その発掘した才能が集うコミュニティがCLUB REDだ。
RED U-35で才能を発掘し、CLUB REDでつながり創造するRED PROJECT。「これからの日本を担う若手料理人を発掘すること」「発掘した若い力をつなぎ、食文化を守り育てる大きな原動力となること」「つないだ若い力で日本の食の魅力に磨きをかけ、世界に日本の食文化の高さを発信すること」の3つを使命とし、若き料理人同志のコラボイベントだったり、郷土料理を学んで創って発信するラボだったり、子供たちにスペシャルなお弁当を届けたり、オンラインによる料理教室など、様々な活動を行っている。
今回の「食のサステナブルAWARD」もそのひとつ。グローバルな食料不足、貧困や飢餓の問題が絶えない一方で、食べられるものが廃棄されるフードロスがやまない現実を捉え、食の未来へのアクションを募集する。
RED PROJECTの総合プロデューサーである小山薫堂氏は、「RED U-35 2020は中止となりましたが、様々なご協力のもとみなさんに参加してもらえるスピンオフを開催できることになりました。いま、飲食業の方々はたいへんな状況ですが、このコロナ禍に直面したからこそ、気づいたり、発想したり、深く考えて行動したことがあるはずです。そういう価値あるものをぜひ応募してほしいと思います。目的は優劣をつけることではなく、共有し広がっていくこと。未来に向かうアイデアを楽しみにしています」と、参加者に対してメッセージ。
食は、自然を感じ、街を明るくし、壁をなくし、人をつなぎ、夢を与えるもの。今だからこそ食の未来を改めて考えたい。
RED U-35 spinoff 食のサステナブルAWARD
大会概要
サステナビリティ(持続可能性)をテーマに、情熱あるアクション、斬新なアイデアで食べ手であるすべての人々にインパクトを与え、未来の食を楽しみ、切り拓こうとする「挑む料理人」達。そんなイノベーター達にスポットライトを当て、世の中が少しでも動くきっかけを放つためのコンペティションが「食のサステナブルAWARD」です。食の力、料理人のクリエイティビティをもっと活用して、新たな「食の未来」に繋がることを期待し、開催・支援していきます。
募集テーマ「食のサステナビリティ」
「食のサステナビリティ」をテーマとした、食の未来を変革するようなアイデア、アクション、ビジネスなどの行動企画を提案してください。自由な発想で、人々に気づきを与え、課題解決につながり、新たな価値を生み出せるもの。
募集対象
「食のサステナビリティ」へのチャレンジを志す、料理人及び料理人を軸としたチーム。料理関係を生業としていれば年齢・国籍などは問いませんが、審査進行はすべて日本語で実施します。
応募期間
2020/12/23(水)11:00 〜 2021/1/29(金)17:00 〆(日本時間)
審査基準
アイデアの実現性と可能性 <企画>
熱意と行動力 <人物>
各賞
SEEDS10 サステナブル金賞(10組)
審査員特別賞(3組)
審査員
生江 史伸(L'Effervescence シェフ)
狐野 扶実子(食プロデューサー)
小山 薫堂(放送作家)
SNSキャンペーン「教えて #食のサステナビリティ」
みなさんの食に関係するサステナブルな取り組みやアイデアを募集します。指定のハッシュタグをつけてSNSに投稿すると、1投稿につき120円をWFP国連世界食糧計画を通じて途上国の子どもたちの学校給食支援に寄付します。
(対象:Facebook、Instagram、Twitter、YouTube)