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2023.07.09

社長が惚れた時計【リシャール・ミル×斉藤徹】

美しい腕時計との出合いは、必ずや人生を豊かにしてくれる。ビジネスの最前線を走り続ける仕事人たちが選ぶ腕時計と、その裏にある味わい深いストーリーとは。今回は、NEXT ONE 代表取締役社長の斉藤徹氏に話を聞いた。【特集 美しい時計】

リシャール・ミルの「RM 35-03 オートマティック ラファエル・ナダル」(右)と「RM 11-05 オートマティック フライバック クロノグラフ GMT」

リシャール・ミルの「RM 35-03 オートマティック ラファエル・ナダル」(右)と「RM 11-05 オートマティック フライバック クロノグラフ GMT」(左)を愛用。

リシャール・ミルの時計を見た時、その美しさに衝撃を受けた

電力小売り事業やインターネット回線、モバイルセールスの販売促進事業を展開するNEXT ONEの斉藤徹氏。斉藤氏が「雷に打たれたような衝撃を受けた」というのが、リシャール・ミルの時計だ。

「忘れもしません。あれは2018年のこと。ふらっと立ち寄ったリシャール・ミルの銀座ブティックで見つけた1本が、あまりに美しくて思わず見惚れてしまったんです。複雑に絡み合う精緻な機構に、圧倒的な機能性。リシャール・ミルのすさまじい追求心が、時計を通じて伝わってきました」

学生時代に友人の父親がロレックスを愛用する姿を見てから、斉藤氏にとって腕時計は“仕事ができる男性”のシンボル。着用した時計から自信を分けてもらうと同時に、「早くこの時計に見合う人物になりたい」という想いが成長を促す起爆剤にもなってきたと話す。

ロレックスの「GMTマスター II」(右)や「コスモグラフ デイトナ」(左)

海外へ出張する時に着用することの多いロレックスの「GMTマスター II」(右)や「コスモグラフ デイトナ」(左)は、高級時計への憧れを抱くきっかけとなった時計だという。

「需給バランスが大きく傾いた時計業界は、ブランドがオーナーを選ぶ側面もある世界。私もリシャール・ミルを購入できた時は男として認められたように感じましたし、とても嬉しかった。ただ、実はまだ自分がリシャール・ミルの時計にふさわしい人間になったとは思っていないんです。つけさせていただいている、というか。だからこそ、この美しい時計を身につけるに足る人物だと胸を張って言えるように、これからもビジネスに邁進していくつもりです」

斉藤徹氏

斉藤徹/Toru Saito
NEXT ONE 代表取締役社長
1982年千葉県生まれ。外資系企業に入社し、1年目で札幌支店長に抜擢。2007年にNEXT ONEを設立する。インターネット関連事業のほか、新日本エネルギーの販促事業なども手がけている。

【特集 美しい時計】
 

この記事はGOETHE2023年8月号「特集:美しい時計」に掲載。購入はこちら▶︎▶︎

TEXT=横山博之

PHOTOGRAPH=高橋敬大

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