連載「意欲的新作ウォッチ」の第154回は、ロレックスの「オイスター パーペチュアル」を取り上げる。
予想を裏切り期待に応えるロレックスの新しいダイヤルデザイン
「ウォッチズ & ワンダーズ ジュネーブ 2023」でひと際大きな話題を振りまいたロレックス「オイスター パーペチュアル」の最新作コレクション。どちらかといえば、機能に基づいた実直なウォッチメイキングを実践する印象が強いロレックスが提案する、ユニーク極まりないデザインのラッカーダイヤルに驚いた方が多いかと思う。31mm径、36mm径、41mm径の3つのサイズが展開される。
ラッカーダイヤルに採用された「セレブレーションモチーフ」と名付けられた新しいデザインは、ロレックスが2020年に発表した「オイスター パーペチュアル」で採用したキャンディピンク、ターコイズブルー、イエロー、コーラルレッド、グリーンの5色を、黒い縁取りの様々なサイズのドットに取り入れて構成したものだ。
鮮度の高いダイヤルデザインに対して、機能面はロレックスの伝統を受け継いでいる。1926年以来、ロレックスの名声を築いた世界初の防水腕時計「オイスター」の系譜に名を連ねるコレクションのこれらの時計はクロノメーター精度、防水性オイスターケース、そしてパーペチュアルローターによる自動巻きムーブメントという信頼の証である機能を備えている。
それぞれのサイズのオイスターケースは共通して、オイスタースチールの塊から製造されたミドルケース、専用の工具で厳重に密閉されたケースバック、そして二重防水システムが搭載されたトゥインロックリューズによって、水深100m(330フィート)までの防水性能を保証する。
ロレックスの代名詞であるパーペチュアルローターによる自動巻きムーブメントは、「オイスター パーペチュアル 31」にはCal.2232、「オイスター パーペチュアル 36」と「オイスター パーペチュアル 41」にはCal.3230が搭載されている。Cal.2232は約55時間、Cal.3230が約70時間のパワーリザーブを備えている。
身につけるだけで楽しい気分にさせてくれる遊び心に溢れた新ダイヤルの「オイスター パーペチュアル」は、機能や装飾などウォッチメイキングのあらゆる点で妥協を一切しない、いかにもロレックスらしいコレクションである。
問い合わせ
日本ロレックス TEL:0120-929-570
■連載「意欲的新作ウォッチ」とは……
2022年も高級ウォッチブランドから続々と届く新作情報。その中から、新鮮な驚きや価格以上の満足感が味わえる“活きのいい”モデルを厳選! 時代を超えて輝き続ける、腕時計のパワーを改めて感じて欲しい。