なぜ、人は高級腕時計を必要とするのか? ライフスタイルが変化し、新しい働き方やモノとの付き合い方が出てきている今こそ、改めて「自分にとっての腕時計を身につける喜びや幸せ」について考えてみるいい機会なのではないだろうか。今回は、シャネルの「J12 X-RAY レッド エディション」を紹介する。
伝説の人物の信念に触れる
伝説的なブランドには、創業者の信念が今でも色濃く反映されている。例えばシャネルの場合、ガブリエル・シャネルが好んだ5つのカラー(ホワイト、ブラック、レッド、ベージュ、ゴールド)が、メゾンのシグネチャーカラーとなっており、時計の場合もこの5つのキーカラーを主軸に製作される。
「J12 X-RAY レッド エディション」は、J12の20周年となった2020年に誕生した「J12 X-RAY」の進化版。ケースやブレスレット、自社製ムーブメントのパーツの一部などがサファイアクリスタルで製作され、レントゲン写真のように内部が透けて見えるという想像力豊かな時計に、シグネチャーカラーであるレッドを利かせたもの。ベゼルやインデックスに配置したのは、バゲットカットを施したルビーである。
時計専業ではないブランドのつくる時計は、自由な発想こそが魅力である。しかしメゾンの哲学が見えてこなければ魅力は半減してしまうだろう。その点シャネルは、ガブリエル・シャネルの想いを大切に守っている。
この美しさは一朝一夕で生まれたものではない。丁寧に磨き上げてきた信念が、時計を輝かせているのだ。
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シャネル カスタマーケア TEL:0120-525-519