2022年も高級ウォッチブランドから続々と届く新作情報。その中から、新鮮な驚きや価格以上の満足感が味わえる”活きのいい”モデルを厳選! 連載第102回は、ジラール・ペルゴの「キャスケット 2.0」を取り上げる。【第101回 ゼニスの「デファイ スカイライン」】
超個性派のLEDウォッチが満を持して復刻
デジタルウォッチのコアなファンから熱い視線が集まる注目の1本がある。1970年代に一世を風靡したジラール・ペルゴのLEDウォッチの復刻モデル「キャスケット 2.0」が発売された。
オリジナルにあたるLEDウォッチは、キャスケットの名称でなく、リファレンス番号で識別されていた。1976年から1978年のわずか2年間の間、マクロロン、イエローゴールドプレート、ステンレススチールの3つのバリエーションで8200本が製造された記録があり、流行に敏感なアーリーアダプターたちに絶大な支持を得た。
今回の復刻のきっかけとなったのは、ジラール・ペルゴの創業230周年にあたる2021年、隔年で開催されるチャリティオークション「オンリーウォッチ」でのユニークピース「キャスケット オンリーウォッチ エディション」の製作であった。新型のムーブメントを搭載することで、時、分、秒、日付表示に加え、セカンドタイムゾーン表示、クロノグラフ、シークレット デイトの機能が追加された。
限定820本で発売された「キャスケット 2.0」は、前作の「キャスケット オンリーウォッチ エディション」の機能を継承しつつ、初代モデルに限りなく近いデザインをブラックセラミックで再現した。
チューブ状のLEDディスプレイは視認性にも優れ、予想以上に時刻が読みやすい。独創的なケースデザインと一体化したブレスレットは、内側にラバーを貼ることで柔軟で快適な装着感に仕上げている。
誕生から45年以上の時を超えて蘇ったジラール・ペルゴ発のLEDウォッチ。所有する喜びとともに着用する度に楽しい時間が過ごせることは請け合いだ。
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