2022年も高級ウォッチブランドから続々と届く新作情報。その中から、新鮮な驚きや価格以上の満足感が味わえる”活きのいい”モデルを厳選! 連載第100回は、ブライトリングの「トップタイム トライアンフ」を取り上げる。
待望のコラボレーション第一弾は「トップタイム」のスペシャルエディション
2021年7月、ブライトリングはトライアンフとの長期的なパートナーシップを発表。その第一弾となる「トップタイム トライアンフ」が華々しいデビューを飾った。
1962年に若者向けのクロノグラフとして、ブライトリングの三代目社長ウィリー・ブライトリングによって考案された「トップタイム」は、ダイヤル、ケースともに多彩なバリエーションが存在し、従来のデザインコードを打破したモダンな顔立ちが一世を風靡した。とりわけ有名なエピソードとして挙がるのは、'65年に公開された『007 サンダーボール作戦』でジェームズ・ボンドにRef.2002が着用されたことであり、実際に映画で使用された個体は2013年の時計オークションで10万4000ポンドで落札された。2020年にはトップタイムが再び復活して登場し、話題を集めている。
今回のコラボレーションでは、レーシングテイストで整えたカーフスキンストラップ、12時と6時位置に配した両社のロゴ、オーバーサイズのクロノグラフプッシャー、読み取りやすいハイコントラストのタキメータースケールなどが特徴として挙がる。ハイライトは、通称「ゾロダイヤル」と呼ばれる蝶ネクタイをモチーフにしたサテン仕上げのアイスブルーのダイヤル。このカラーは'70年頃の「トップタイム」の希少モデル、Ref.815に使用されている。
トライアンフでは、270台限定で「トライアンフ スピードツイン ブライトリング リミテッドエディション」を発売。「トップタイム トライアンフ」と同系のブルーは、映画『The Wild One(邦題: 乱暴者)』に登場するトライアンフの名機「6T サンダーバード」にインスパイアされたもので、この他にもスペシャルエディションらしい仕様が全面に散りばめられている。ちなみに、このバイクの購入者には、バイクの個別番号を刻印したケースバックが付いたサンレイダイヤルの「トップタイム トライアンフ」を購入できる権利が与えられる。
伝統に裏打ちされたアイスブルーダイヤルは、休日のライディングはもちろん、着こなしのアクセントにもうってつけだ。両ブランドのファンのみならず、注目すべき1本として覚えておきたい。
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