クレドールを代表するフラッグシップとして人気を集めるメカニカルスケルトンモデルが誕生25周年を迎えた。正規店でいまスケルトンモデルを購入すると、世界で唯一無二の木胎漆塗キズミを先着でプレゼント中。日本発の高級腕時計として知られるクレドールのスケルトンウォッチからラグジュアリーの真髄を紐解く。
工芸を腕元に纏う、精と美の共鳴
半世紀近い間、日本発の高級時計としての自負を胸に独自路線を歩んできたクレドール。世界を舞台に活躍し続けるデザインの根幹に宿るのは、日本の美意識に他ならない。
クレドールが誕生したのは1974年。貴金属の素材をメインに手がけてきたセイコー「特選腕時計」のグループ化が立ち上げのきっかけであった。セイコーが長年培ってきた時計製造の卓越した技術や、2億円を超える超高額のジュエリーウォッチの販売などが話題を呼び、わずか数年で時計業界にその名を知らしめた。
セイコーの創業140周年、スケルトン誕生25周年、さらにはリネアルクスシリーズの5周年を記念する節目である今年、その門出を祝う限定モデルが発売された。’96年に誕生したメカニカルスケルトンモデルは、竹をモチーフとすることで生まれた優雅なブリッジデザインに定評がある。このモデルではさらに美しい桜流水の風景をテーマに掲げ、18Kピンクゴールド製のケース、ムーブメントにピンクゴールドのメッキを施すことで全体に統一感を持たせた。そこには、日本ならではの職人技が随所に見受けられる。
特筆すべきは、金沢の漆芸(しつげい)家田村一舟氏によるムーブメントの外周を支えるパーツで見られる特別な「漆芸」だろう。これは、黒漆に透漆(すきうるし)の層を重ねながら、細かい金片を漆の中に封じる技法であり、金片の蒔絵を行ったあとに、手作業でひと粒ひと粒置き直していく作業工程ありきで成り立つものだ。同じくアワーマーカーには、田村氏が得意とする、漆で絵を盛り上げた上から金粉を蒔く「高蒔絵(たかまきえ)」と呼ばれる技法を用いている。
25周年を記念して製作された漆キズミで時計を覗くと、肉眼では確認しきれない細部の仕上げに誰もが感動を覚えるだろう。
日本の伝統工芸が息づく腕時計を身につけることは、ビジネスの本質を見抜く審美眼を養うのにもうってつけである。
愛好家 要注目! 世界で唯一無二の木胎漆塗によるキズミをプレゼント
驚くほど軽量であるため特別な使い心地が味わえる、世界的にも稀なキズミが誕生した。このたびクレドールではスケルトンモデル購入者に木胎漆塗製法によるキズミをプレゼント。この日本の伝統美と職人による研鑽を纏ったキズミは四百数十年継承され続けてきた伝統的な会津塗を現代的アレンジで施したもの。木地師、塗師、蒔絵師、レンズの取りつけにいたるまでそれぞれが技を駆使。繊細で優美なフォルムと四分一塗りにより独特の世界観を持つ。数に限りがあるため、詳細はクレドール取り扱い店まで。
問い合わせ
セイコーウオッチ TEL:0120-302-617
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