新型コロナウイルスが世界を一変。ウオッチシーンも例外ではない。4月末から5月初旬にかけて開催予定だったジュネーブでのWATCTES & WANDERS(旧称SIHH)や、世界最大の時計宝飾エキシビション、バーゼルワールドをはじめ、各地で新作発表会が中止や延期を余儀なくされている。一体新作はどうなるの!? しかし心配ご無用。主要ブランドからは、新作情報が続々と届いている。そんななかから、リアリティのあるプライス設定で、新鮮な驚きや価格以上の満足感が味わえる“活きのいい”モデルを厳選! こんなときだからこそ、暗雲を吹きとばすような時計のパワーを改めて感じてほしい。
2017年に登場した『タンブール ムーン』
2002年にルイ・ヴィトン初のウォッチコレクションとして誕生した『タンブール』。このアイコンコレクションのDNAを受け継ぎ、2017年に登場した『タンブール ムーン』。
三日月を思わせる、緩やかにくびれた曲線をケースサイドに導入したモダンなフォルムに加え、ユニークな文字盤デザイン、また自身でスムーズに付け替えられる100種類以上もの交換用ストラップも用意され、人気を拡大してきた。
この『タンブール ムーン』に、第2時間帯表示が可能なGMT機能を持った新作が加わった。
メンズ&ウィメンズ両方のニーズに応えるべく、直径35㎜、39.5㎜、44㎜の3サイズ展開。全モデルとも、正確でユーザーフレンドリーなクオーツムーブメントを搭載する。初めて採用された凹状の文字盤は、独特の奥行きと反射を生み出している。
ここに紹介するのは、男性を意識した44㎜タイプ。
シックなアントラサイトカラーのPVDコーティングを施したSSケースに合わせて、サンレイブラッシュ仕上げを施したグレー文字盤を採用。その外周部には、デイ/ナイトを示すツートーンの24時間表示リングを備え、イエローのVシェイプマーカー付きGMTインジケーターがセカンドタイムを指し示す。文字盤内周部には、カラフルなルイ・ヴィトン フラッグがあしらわれた。ルイ・ヴィトンのルーツでもある“旅”へといざなうディテールの数々が魅力的だ。
ストラップを自身で付け替え、様々な表情を楽しみながら、まだ見ぬ旅のシーンへと思いを馳せるのも悪くない。