2月初旬に広島蔦屋書店で行われた、吉本NSCの人気No.1講師・桝本壮志氏の最新刊『時間と自信を奪う人とは距離を置く』の刊行記念イベント。地元芸人のボールボーイ佐竹氏を相方に迎え、笑いの中にも核心を突く「人生相談」は参加者たちの心を揺さぶった。その珠玉のトークの一部を特別公開する。1回目。

1975年広島県生まれ。放送作家として多数の番組を担当。タレント養成所・吉本総合芸能学院(NSC)講師。王者「令和ロマン」をはじめ、多くの教え子を2024年M-1決勝に輩出。新著『時間と自信を奪う人とは距離を置く』が絶賛発売中! 桝本壮志へのお悩み相談はコチラまで。
【相談①】急な用件で予定が狂ったり、自分に否定的なことばかり言われたり…ストレスです
皆さん、日々いろいろな方と接する中で、心が疲れてしまうこともありますよね。私は吉本興業の養成所(NSC)で16年ほど講師を務め、1万人以上の若者を見てきました。そのなかで、伸びていく人と停滞する人の差は、実は「人間関係の距離感」にあると感じています。
私が皆さんに提案したいのは、大切なものを奪う人からの「戦略的な撤退」です。
まず、皆さんの「時間」を奪う人。自分の都合だけで急な予定を押し付ける上司や、生産性のない愚痴を延々とこぼす人などですね。
そしてもう一つが、皆さんの「自信」を奪う人です。「お前には無理だ」「その業界は向いていない」と、根拠もなく可能性を否定してくる人たち。実は、こうした人々との距離をどう保つかが、人生において極めて重要な戦略になります。
NSCで売れていった芸人たち、例えばEXIT兼近さんや令和ロマン、ヨネダ2000などは、自分を肯定し、切磋琢磨できる仲間との時間を非常に大切にしていました。一方で、伸び悩む子は、自分の足を引っ張る関係を断ち切れず、貴重な稽古の時間やモチベーションを浪費してしまいます。
もちろん、職場などの環境では、嫌な相手と物理的に縁を切るのが難しい場合もあるでしょう。そんな時は無理をせず、「心の中でバイバイをする」だけでいいんです。心の中だけで「この人は自分にとって遠い存在だ」「自分には関係のない人だ」と定義し直してみてください。そうすれば、相手からの鋭い言葉も、柳に風と受け流せるようになります。
皆さんの「時間」と「自信」は、人生において最も貴重な資産です。それらを死守するために、心の中にしっかりとした境界線を引くこと。一見冷たく感じるかもしれませんが、それこそが皆さんのポテンシャルを最大化し、自分らしく生きるための、最も大切な第一歩になるはずですよ。
※2回目に続く

