アスリート、文化人、経営者など各界のトップランナーによる、人生の特別講義を提供するイベント「Climbers(クライマーズ)」。その第7弾が、2024年5月15日、16日の2日間にわたって開催され、ビジネスパーソンを大いに熱狂させた。今回、実業家の堀江貴文さんとHolland Village Private Community 運営責任者の河村真木子さんによる特別講義を一部抜粋して掲載。すべての講義を聴くことができるアーカイブ配信はこちら。※2024年5月20日〜5月31日18時までの無料限定公開。申し込みは画面内右上もしくは下の「視聴登録はこちら」より
男性より女性が優秀で当たり前
堀江貴文(以下堀江) 河村さんはカリフォルニア大学バークレー校、通称UCバークレーを卒業。約20年間、外資金融機関でキャリアを築かれました。現在はオンラインサロン「Holland Village Private Community」を主宰し、国内外で1万人以上の会員を集めています。ビジネスの最前線でバリバリと活躍されている印象を受けますが、その原動力になっているものって何でしょう?
河村真木子(以下河村) 女性ということで、ずっと悔しい思いをしてきました。私が金融業界に入った20年くらい前は完全な男性優位社会で、私が部下の若い男性社員を連れて企業を訪問すると、先方の担当者は私じゃなくて、その男性社員だけに名刺を出すんです。「女性は働かなくてもいいんじゃないか」というようなことを何度も言われました。もし働くなら、まずは家事や育児を完璧にやってからにしろと。
堀江 そんな社会を変えたいと?
河村 金融業界で働いていた時代、男性よりも女性のほうが優秀だと感じていました。それを活かせる社会をつくりたいんです。
堀江 その通り。女性は男性よりも真面目だし、勉強もできる。生理という大きなハンデがあるのにね。生理って大きな問題で、重い人だと1か月のうち5日くらい仕事ができない状態になる。それで5日会社を休むと、評価が下がってしまう。もし生理が受験の日とぶつかったらと想像すると、僕では乗り越えられないんじゃないかと感じます。そうした状況を女性は乗り越えて生きているんだから、男より優秀で当たり前。現代社会の中で女性が苦しい思いをしているのは、男性への教育がなされていないことが一番の原因です。
社会を変えるために啓蒙活動を続ける
河村 男性が変わるためには何が必要ですか?
堀江 男の意識を変えるためには、コツコツと啓蒙していくしかない。生理に関しては、月経困難症や月経過多の改善が期待できる埋め込み式ピルの啓蒙活動を行っています。企業はこれをどんどん導入してほしい。女性はハンデが軽くなるし、企業は業績アップにつながるはずです。ほかに糖尿病予防の啓発もやっています。糖尿病って、サイレンスキラーと言われるくらい恐ろしい病気。症状が出ないからみんな予防しないけれど、気がついたら脚を切断するしかない状態に悪化していた。そんなことがよくあるんです。
河村 具体的にどのように啓蒙しているんですか。
堀江 今、歯科で虫歯の治療と合わせて行ったらいいんじゃないかと考えています。知り合いの歯科医は、虫歯になる人は甘いもの好きの確率が高く、糖尿病の患者も多い可能性があると言っていて。虫歯の治療と合わせて糖尿病の検査を行うのは、いいアイデアなんじゃないかと。河村さんのオンラインサロンはどんな活動を?
河村 語学、MBA取得、経済知識、英語教育、美容、ヨガ、トレーニング、ワインなど、いろんなクラスがあります。自分に合ったスキルを高め、社会で活躍する女性を一人でも多く増やしたい。そして活躍するとともに幸せを感じてほしいですね。
堀江 河村さんがどんどん情報を発信し、社会を盛り上げていってください。期待しています。
▶︎▶︎堀江貴文さんと河村真木子さんの講義全文を動画でチェック。
2024年5月20日〜5月31日18時までの無料限定公開。申し込みは画面内右上もしくは下の「視聴登録はこちら」より。※アーカイブ視聴申し込みは5月31日18時まで
堀江貴文/Takafumi Horie
1972年10月29日福岡県生まれ。現在はロケットエンジン開発や、アプリのプロデュース、また予防医療普及協会として予防医療を啓蒙するなど様々な分野で活動する。会員制オンラインサロン『堀江貴文イノベーション大学校(HIU)』では、1,000名近い会員とともに多彩なプロジェクトを展開している。著書『多動力』『やりきる力』『死なないように稼ぐ。』『金を使うならカラダに使え。』など
河村真木子/Makiko Kawamura
奈良県生まれ。一児の母。UCバークレーを卒業後、米系投資銀行などを経て起業。現在は一万人の会員が在籍する日本最大級オンラインサロンHolland Village Private Community を運営。退会者の少なさやコンテンツの質が評価され、DMMオンラインサロン大賞を2年連続で受賞。