仕事に活力を与え、人生をより豊かにしてくれるこれまでに出合った“人生の最上級”を聞いた。今回紹介するのは、ベストイベント代表取締役・高野真義氏のクルマ。【特集 最上級主義2024】
1967年のシボレーカマロRS/SS
マライア・キャリー、エド・シーランなど海外セレブリティの通訳をつとめ、ワインの輸入やイベント制作なども行うベストイベント代表の高野真義氏が7年前、妻の誕生日に贈ったのが1967年のシボレーカマロRS/SSだ。
ボディは当時のそのままに、エンジンは新しくし走れるようにしたフルレストア車。当時日本に入ったのはわずか10台で、その希少性からも「外を走らせず、展示したほうがいい」と専門家に言われたが、近所を走らせるのが至福の時間だと言う。
「エンジン音が大きく振動もあり、現代のクルマに比べたら当然乗りにくいですが、時代を感じられるのがいいんですよね」
このクルマを妻の誕生日に特大サイズの赤いリボンを掛けて贈った高野氏。通訳としてセレブリティと接していくなかで、ホスピタリティを磨いてきたからこその贈り物のセレクトだ。
「通訳は、言葉をどう引きだすか、どうしたら喜んでくれるか、常に相手のことを考える仕事。このクルマを贈った時、妻はとても喜んでくれました。最上級のものを贈ったというより、妻に喜んでもらえたから、僕のなかでこのクルマが人生の最上級になったんです」
この記事はGOETHE 2024年2月号「総力特集:最上級主義 2024」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら ▶︎▶︎特集のみ購入(¥499)はこちら