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2023.05.08

堀江貴文は、宇宙事業で何を成し遂げたいのか?

アスリート、文化人、経営者ら各界のトップランナーによる新感覚オンラインライブイベント「Climbers(クライマーズ)」。その第6弾が、2023年4月26日から3日間にわたって開催され、ビジネスパーソンを大いに熱狂させた。今回、実業家・堀江貴文さんによる特別講義を一部抜粋して掲載。すべての講義を聴くことができるアーカイブ配信はこちら。※2023年5月2日〜5月15日18時までの無料限定公開。申し込みは画面内右上もしくは下の「視聴登録はこちら」より

堀江貴文

インターネットはなぜ普及したのか?

ロケット開発に携わるようになって、20年近くが経過しました。宇宙事業を通して、僕は何を成し遂げたいのか。改めてそう自問自答すると、ひとつの答えに至ります。それは「宇宙の民営化」です。

インターネットの分野では1985年の電気通信事業法の施行により、状況が大きく変わりました。それまで日本国内の通信はNTT、当時の電電公社が独占していましたが、この法律によって民間業者が自由に参入できるようになったのです。

でも、当初はインターネットの普及が思うように進みませんでした。パソコンがないと、インターネットは使えないですから。そこにiPhoneが登場した。これがインターネットが普及した最大の理由です。スティーブ・ジョブスは難しい用語を使わずに、“かしこい電話”としてiPhoneを売り出した。実際のところ、中身はパソコンですけどね。おじいちゃんおばあちゃん世代も「電話なら使える」と考えて、iPhoneを購入したわけです。

インターネットは一気に生活の中に浸透していきました。大勢がSNSを利用するようになり、最近ではChatGPTの登場により、AIが人間と変わらない会話ができるようにもなりました。「情報の民営化」によって、数十年の間にこれだけのことが起こったのです。

この「民営化」が、次は宇宙の分野で起きると考えています。インターネットが衛星間でつながり、地球上に住む人間の顔が識別できるレベルで撮影できるようになるまでに10年もかからないでしょう。

人間だけではありません。すべての動物がリアルタイムでトラッキングできるようになる。例えば、クジラ。クジラは呼吸のために水上に顔を出しますが、それをトラッキングすることで地球上のクジラの数や動き、分布などが瞬時につかめるようになります。

「宇宙の民営化」のためにすべきこと

宇宙と人類はすでにつながり、さまざまなビジネスシーンで活用されています。でも、一般人で「宇宙が身近になった」と感じている人はまだまだ少ない状況です。インターネットが普及した時のように、広く一般に浸透させていくためにはどうしたらいいのでしょうか。

その答えが「宇宙の民営化」をより進めていくことです。国とともに、民間のベンチャー企業もロケットをバンバン打ち上げる。打ち上げ回数を増やすことが、宇宙を身近にするきっかけになります。残念なことに2022年は、日本でのロケット打ち上げは行われませんでした。今年はH-II ロケットの打ち上げに一度成功しましたが、年内はもう予定がありません。

いま、宇宙開発の分野も、IT業界のGAFAのようにアメリカが支配しようとしています。それでいいのでしょうか? 日本はロケットをつくることも、打ち上げることも認められた国。それなのに、日本から宇宙ベンチャー企業が出てこないのは寂しい限りです。チャンスがあるなら、そこに張ってみたい。宇宙の民主化の後には、素晴らしい未来が待っているはずです。

だから、僕はロケットを打ち上げ続けます。応援してほしいし、ライバルにも出てきてほしい。ライバルがいるほうが、燃えるし、人は伸びることができます。

▶︎▶︎堀江貴文さんの講義全文を動画でチェック。
2023年5月2日〜5月15日18時までの無料限定公開。申し込みは画面内右上もしくは下の「視聴登録はこちら」より。※アーカイブ視聴申し込みは5月14日18時まで

 

堀江貴文/Takafumi Horie
1972年福岡県生まれ。現在はロケットエンジン開発や、アプリのプロデュース、また予防医療普及協会として予防医療を啓蒙する等、様々な分野で活動する。会員制オンラインサロン『堀江貴文イノベーション大学校(HIU)』では、1,000名近い会員とともに多彩なプロジェクトを展開している。著書『多動力』『やりきる力』『死なないように稼ぐ。』など

TEXT=川岸徹

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