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2022.09.22

「見る目が的確で、鋭い」人気D名城ラリータが語る、天才・有田哲平

有田哲平が「家族より長い時間を過ごしているかもしれない」というのが、『全力!脱力タイムズ』の制作総指揮を執る名城ラリータ氏。そんな彼に、有田の魅力と異才ぶりを聞いた。

『全力!脱力タイムズ』の制作総指揮を執る名城ラリータ。

名城ラリータ
1976年沖縄県生まれ。日本大学芸術学部卒業後、2000年にフジクリエイティブコーポレーション入社。フジテレビのバラエティ制作センターに配属され、『笑っていいとも!』『SMAP×SMAP』『ココリコミラクルタイプ』『もしもツアーズ』『全国一斉!日本人テスト』といったヒット番組を経て、現在は『全力!脱力タイムズ』『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジテレビ)などを担当。

有田さんは人見知り。最初は目も合わせてくれなかった(笑)

人気バラエティ番組を数多く手掛ける売れっ子ディレクター、名城ラリータ氏。『全力!脱力タイムズ』のMCに有田哲平を激推しし、有田の演出家としての才能を世に知らしめた立役者とも呼べる人物だ。

「海砂利水魚(くりぃむしちゅーに改名する前のコンビ名)として活動していた頃から、有田さんのシニカルな笑いやアプローチの仕方が好きで、いつか一緒に仕事をしたいとずっと思っていました。だから、2014年に、(フジテレビ編成部の)狩野(雄太)さんから、特番として『全力!脱力タイムズ』の企画をもらい、MCは誰にしようかと言われた時、『有田さんでやりたい!』と。当時から、有田さんは多くの番組を抱えていたのですが、引き受けていただき、本当に嬉しかったし、ラッキーでした。最初に企画書を持ってお願いしに行った時は、一度も目を合わせてくださらなくてショックでしたが……。有田さん、基本人見知りだから(笑)」

この特番が話題になり、2015年からレギュラーに。当初、MCのポジションのみだった有田だが、徐々に名城氏たちとの話し合いの回数が増え、いつのまにか、企画・編集に関わるようになったのは、有田自身がインタビューで語っていた通りだ。

「バラエティ番組の多くは、僕ら制作チームが考えた企画や台本をベースに進んでいくんですよ。芸人さんが、その場の瞬発力でアドリブを入れることはあっても、企画や演出の話し合いにガッツリ参加するケースは珍しいですね。

有田さんは、人を見る目が的確で、鋭いんですよ。ゲストにくる芸人さんのことも、『あの番組で、こういう対応していたから、ここまで突っ込んでも大丈夫』とか、『こう振ったら、もっとおもしろくなる』『そこまでやると、嫌がると思う』と、僕ら制作サイドにはわからない、その芸人さんの魅力や面白さを見抜き、それを『脱力』流に演出してしまうんです。枝葉の葉っぱの先を軸にして、視聴者が期待する笑いに変えるとでもいうのかな。あの感覚はすごい! そういう手腕を信じているから、岸(博幸)先生や齋藤(孝)先生のような錚々たる方々が、本業に差し触るようなふざけたセリフを言ってくださるんでしょうね」

100席くらいしかない、芸能界のイスに何十年も座り続けているのはすごい

名城氏が、何より感心するのは、有田の頭の回転の早さだ。

「僕らがAとBの企画を提案すると、即座に、もっと面白いCのアイデアを出してくるんですよ。それも、AとBの要素をちゃんと取り入れ、なぜCがいいのかというロジックも完璧。芸人さんは頭の回転が早い人が多いけれど、あのスピードの人は、そうはいません。ほぼ収録のたびにだから、もう300回くらいは、あのすごさを目撃していますね。アイデアやネタがよくつきないなと、いつも感心させられます。 

それを有田さんに言うと、『お前たちが、ゼロからイチをつくってくれるからだよ』と謙遜されるんですけど、有田さん、絶対ゼロイチもできる人だと思いますよ」

番組がスタートして今年で8年目。その間、有田は結婚、ふたりの子供の父親になった。とはいえ、名城氏いわく、「独身時代と仕事のやり方は変わらないですね(笑)。全然守りに入ることはせず、攻めたアイデアばかり考え、話し合っています」と。

仕事に熱狂する有田にとって、仕事は人生そのものなのだろう。

「この世界は移り変わりが激しくて、(メジャーで活躍できる)イスは100席くらいしかない。タモリさんや(明石家)さんまさんなど、そのイスに何十年も座り続けている人は、常に進化し、成長し続けている人ばかり。有田さんも、もちろんそのひとり。今も、そして、これからも通用することを考えられる天才だし、人を楽しませることを宿命として背負っているのだと思います。少しお酒を控えて、いつまでも元気で、死ぬまで笑いを突き詰めてほしいですね」

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TEXT=村上早苗

PHOTOGRAPH=杉田裕一

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