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2022.07.21

屋久島で出版社設立! 2拠点生活で離島ライフを楽しむ男

周囲に造形物はいっさいない、自然に囲まれた「海」。そこに身を置き、遊びに興じる時間は、仕事とはまた違う充足感と喜びをもたらしてくれる。Kilty Inc. 代表、SAUNTER Magazine 編集長 国本真治氏が語る、海遊びの魅力とは─。【特集 海を愛するエグゼクティブたち】

国本真治

縄文杉をはじめとした森林の素晴らしさは言うまでもなく、海の美しさも格別。屋久島沿岸はサンゴ礁の北限海域で、また黒潮の影響により年間を通して寒暖差は少なく、冬も暖かい。

充実した生活や自己実現が屋久島でうまくはまった

屋久島で出版社を立ち上げ、旅をテーマに「サウンターマガジン」を発行するKilty社長の国本真治氏。彼は東日本大震災をきっかけに、東京に居続けることの意味を考え直した。「いつかは東京脱出をと考えてはいたのですが、現実的ではありませんでした。でも、震災、そして知人の急逝もあり、今すぐに動かなければと」

屋久島には既に友人が移住しており、以前訪れた時からずっと気になっていた。いざ住めば自然の美しさにすぐに魅了され、夏はほぼ毎日シュノーケリング。これから7月にかけてはキビナゴの大群を、ご近所感覚な近場の海で見ることができるとか。自宅はオーシャンビューで、ホテルやヨガスタジオも併設する。だが、正確に言えば国本氏は完全移住ではない。

国本真治

島内には意外にも温泉がいくつも。写真は湯泊温泉。海を眺めながら温泉に浸かれる。打ち寄せる波が目の前に迫る、いわば天然のインフィニティ温泉。

国本真治

潮の状況によっては海中に没することも。また、1日に2回、干潮時の前後2時間だけしか入浴できない、海の中から湧きでる平内海中温泉も珍しい。

「最初は東京の会社員を続けながら家族だけ移住させて、自分は毎月通ってたんです。独立後に住民票を屋久島に移したんですが、東京の家はキープしたまま、今は行ったり来たりの2拠点生活です」

海に囲まれた屋久島だから動きだせた

メディアとして、人とのつながりや広告営業を考えると東京に拠点を置く意味は大きい。

「ネットで仕事もできますが、膝が突き合う距離の近さが生みだすものもあると思います。屋久島の素晴らしさも、より多くの人に伝えやすいですし。雑誌を通じて、憧れていた方々とも東京でお会いできましたから」

国本真治

鹿児島市から南へ約135km。人口はわずか1万3千人ほど。街灯も少ないことから、満天の星が肉眼で楽しめる。

国本真治

世界のさまざまな文化や自然を、まるで屋久島から旅をするように美しい写真と文で綴る「サウンターマガジン」。2019年に創刊し、現在Vol.5の発行を控える。国本さん曰く「仕事というよりライフワーク。全然儲かってません(笑)」。

だが、きっかけの多くは屋久島にある。同マガジンでは、養老孟司やコムアイをはじめ、著名な文筆家やクリエイターたちが多数参加しているが、それも屋久島に住む自分に興味を持ってもらえたからだと語る。

「自分で何かを創りだす人に憧れていたのですが、屋久島に来てすべてがうまくはまりました」

国本真治

国本さんが経営するホテルの眼前には、こんな壮大な景色が広がる。

国本真治

ヨガインストラクターの妻・美樹さんと経営するホテル&ヨガスタジオ「アナンダ チレッジ」。ハンス・J・ウェグナーのファニチャーや一流ホテルも採用するコットンシーツなど、いかにも「離島の宿」にはしていないのがこだわりなのだとか。

美しい海に囲まれた屋久島は、文字どおり夢の島だった。

国本真治
Shinji Kunimoto
1975年大阪府生まれ。大阪の編集プロダクションを経て上京、WWD JAPANの広告マネージャー、STUDIO VOICEのプロデューサーとして活躍。その後独立し、屋久島で出版社を設立。屋久島と東京の2拠点生活に。ホテル兼ヨガスタジオのAnanda Chillageも経営する。

【特集 海を愛するエグゼクティブたち】

TEXT=安岡将文

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