挑戦し続けるビジネスウーマンを紹介する連載「In the Office」から、広報として活躍する女性たちをまとめて振り返る。※GOETHE2020年10月号、11月号、'22年3月号掲載記事を再編。固有名詞や肩書き、年齢等のデータは掲載時のまま
女性のキャリアを応援する広報女子
「今働いている会社の社長に渋谷で声をかけられたんです。普段はそういったことは断るのですが、なぜかその時は不思議とこの人の話を聞いてみようと思って。内容は、オリンピックに向けて神奈川県にある湘南をPRするリポーターを探しているというお話でした。できれば湘南出身がいいと言われて、偶然にも私がそうだったんです。それで運命的なものを感じて、仕事を引き受けました」
当時は、このまま芸能活動を続けていくか、就職するかを日々悩んでいたという。その時に相談したのがこの社長だった。
「社長は仕事上多くの女性と関わるなかで、キャリアについて悩んでいる人がたくさんいると思っていたそうです。そのため『いつかキャリアに悩む女性を支援するサービスをつくれたらいいね』と意気投合。その時、なんとなくではありますが、目標地点が見えていたんだと思います。その後、大学を卒業してゲーム会社で働いていたところ、女性のための複業支援プラットフォーム『週末モデル』を立ち上げると聞き、すぐに転職を決めました」
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若者に寄り添いサポートする広報女子
「私が仕事のうえで大切にしているのは『人に寄り添う』ことです」
そんな信念を持つ彼女は、学歴や職歴の障壁によりキャリアを築けていない若者を支援する企業の広報として活躍中。現在の会社には大手英会話スクールから転職したと話す。
「大学生の時、マレーシアに半年だけですが留学していました。現地の語学学校に通う傍ら、熊本の阿蘇山で採掘されたリモナイトを用いて水質改善などを行う現地支社の立ち上げにインターンシップとして参加したり。私の地元である熊本でこんなすごいものが採れることを知らなかったので驚きましたし、ここでのインターシップは学びの連続でした。英語を学ぶことで選択肢が広がることを実感したので、より多くの人にその思いを伝えたくて、英会話スクールに入社したんです」
英会話スクールで働くなかで、より「人に寄り添う」仕事をしたいという思いがつのり転職を決心。そんな時に求人情報サイトで見つけたのが今の会社だった。
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YouTuber・しらたまちゃんとして活躍する広報女子
酒粕パックや宇治抹茶酵素洗顔などで知られる化粧品メーカー『pdc』の広報として働く彼女。実はそれまで広報の仕事はまったくの未経験だったという彼女が今の会社に入社したのはインターネットで見つけたあるユニークな求人がきっかけだった。
「『YouTubeなどの動画に出演・編集できる方を募集します(編集はスクールに通ってもらうので未経験可)』という求人をたまたま見つけたんです。小さい頃からテレビショッピングを見るのが大好きで、消しゴムを商品に見立てて真似っこもしていました(笑)。なので自社の商品を紹介する動画を作るという求人はとても興味をそそられました。また化粧品も大好きだったということもあり、未経験でもいいなら、これはチャレンジするしかない! と思ったんです」
入社後は広報のPR業務と並行して動画制作を学ぶためにスクールへ。週1回、3ヵ月、朝から夕方までみっちり勉強した。
「動画の事業に関してはイチからの立ち上げでした。2021年の2月にスクールを卒業し、翌月に動画用のスタジオが完成。そこから機材を集めて、初めて動画をアップしたのは4月末。そこから“しらたまちゃん”として自社の製品を紹介する動画をYouTubeなどで月5本くらいアップしています。今は他の業務も増えてきたので、月2本くらいのペースですね」
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