師匠か、恩師か、はたまた一生のライバルか。相思相愛ならぬ「相師相愛」ともいえるふたりの姿を紹介する連載「相師相愛」。その貴重な対談の数々をまとめて振り返る。※2020年3月号、'22年3月号掲載記事を再編。固有名詞や肩書き、年齢等のデータは掲載時のまま
「サッカーマンとスイマー」akippa金谷元気×トヨタコネクティッド藤原靖久 対談
最初に(フェイスブックの)メッセンジャーをもらった時は、「なんでトヨタの偉い人が?」と驚いて。でも本当で、これはすごいことになるかもしれない、と社内がざわつきました。
それで会いに行くと、大企業の人とは思えないほどフランク。すぐに何か一緒にやろうと言ってくださったんです。しかもすばやく矢継ぎ早にいろんなことが進み、それを皮切りに次々と他社からの出資も決まりまして。お会いしてから月商は約30倍になりました。
名古屋は駐車場が少なかったんですが、例えば名古屋グランパスと提携して豊田スタジアムの周辺の開拓を行い、500台ほど増やしました。今は5つほどプロジェクトが走っていて、クルマ、電車、バス、タクシーなどさまざまな交通機関を組み合わせて最適な結果が検索できるルートアプリの実証実験にも関わっています。
実は藤原さんは水泳選手としてトヨタに入った人。仕事が速いわけです(笑)。既存の枠組みをどんどんはみだせ、と言われています。
ベンチャーにとって大企業連携は重要。トヨタと提携した後、びっくりしたのは超大手企業との提携が次々に進んだことでした。
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「メッセンジャーください」ブレインスリープ 道端孝助 × KINS 下川穣 対談
菌ケアのサプリメントを手がけるKINSってどんなマーケティングをやっているのか知りたいね、という声が社内で上がっていた時に、下川さんからフェイスブックのメッセンジャーで連絡が来まして。「社長から連絡来ちゃったよ」「マジっすか!」と社内でドヤ顔状態に(笑)。
まずはオンラインでやりとりしたんですが、直感的に思ったのは、「この人、同じ匂いがする」でした。いい意味で妄想が激しいというか、使命感で取り組んでいる、というか。一方で私にはない緻密な面などがあって、もっと話を聞いて勉強したい、と思ったんですよね。
そして改めて感じたのは、この手のつなぎ方はいいな、ということ。他のヘルスケアのベンチャーとも同じように手をつなげないかな、と。例えば、食の企業。みんなで手をつなげば、ヘルスケア全体でいろんなことができると思うんです。私たちと横のつながりを持ちたい、私たちに興味がある、という社長、ぜひメッセンジャーから連絡ください(笑)。
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