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2022.04.22

【西野亮廣】「ブイブイ言ってた人が急にしぼんでいく」「考えた企画がほとんどハズレる」この恐怖とどう付き合う?──連載「革命のファンファーレ2」Vol.39

毎度お騒がせしております。キングコング西野です。今回の記事は、毎朝voicyという音声メディアで配信している「#西野さんの朝礼」でお話したことから、編集して紹介させていただきます。(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ

今日は「『仕事を作る人』と『作られた仕事をする人』」というテーマでお話したいと思います。

【連載「革命のファンファーレ2~現代の労働と報酬」】

第39回 あなたは『仕事を作る人』? それとも『作られた仕事をする人』? それぞれ何を考えてやるべきか。

西野亮廣

『仕事を作る人』はどうすればいいか?

今日は「『仕事を作る人』と『作られた仕事をする人』」というテーマでお話したいと思います。

世の中には『仕事を作る人』と『作られた仕事をする人』という2種類の人がいると思うのですが、先に言っておくと、僕はここに上下関係はないと思っています。
『作られた仕事をする人』がいないと、多くの『仕事を作る人』は食っていけないので。
基本的には、支え合う関係なんだと思っています。

その上で、それぞれの弱点と、その打開策的なモノについて、お話ししたいのですが、まず『仕事を作る人』の弱点は何かなぁ? と考えた時に、まぁ、あんまり見当たらないのですが、一つあるとしたら、「特に組織を作らず、一人で何でもやれちゃう人が、一人でアレやコレやとやった先に、ある地点で停滞あるいは下降する」という、インフルエンサー&フリーランスあるあるです。

屋台のラーメン屋さんとかをイメージしていただけると分かりやすいと思うのですが、一人で、ラーメンを開発して、屋台を引いて販売して、人気店になったら、ぶっちゃけ、向こうしばらくは人を雇わなくていい。
一人で何でもやれちゃうので、スタッフを雇う方がコストがかかっちゃうので、「一人でやれるので、一人でやっちゃいます」という判断をする。

もちろん、それは体力がある時は、そのまま突っ走れますが、体力はどこかで必ず落ちる。
その時に、打つ手がないんですね。

厄介なのは、「体力がある時期が意外と長い」ということです。
半年ぐらいで枯れ始めるものなら、「ワンマンプレイはマズイな」となるのですが、意外と持つもんだから、このままの形でずっといけそうな気がする。

これを、そのまま今のインフルエンサーさんとか、フリーランスで活動している人に置き換えていただきたいのですが、ワンマンプレイでブイブイやれていた人が、あるタイミングで急にしぼんでいくことって、結構あるんですね。

個人の体力の問題もあるし、それこそインフルエンサーだったら、時代は次の時代の活きが良いインフルエンサーを選ぶので、椅子取り合戦の回転が早い。というのもある。

じゃあ、『仕事を作る人』はどうすればいいか?
結論、「組織を作る」が妥当かなぁと思っています。
厳密にいうと、「仕事を作れる間(影響力がある間)に、持続可能な組織を作る」ですね。

『作られた仕事をする人』はどうすればいいか?

次に、『作られた仕事をする人』について、お話ししたいと思います。

『作られた仕事をする人』の弱点は、言うまでもなく「受け身」だということですね。
当然、時代がその人の仕事を剥がした時に、その人は仕事を失ってしまう。

たとえば、コロナが来ました。
緊急事態宣言が出て、お店にお客さんが来なくなりました。
『仕事を作る人』は、そんな時でも「じゃあ、コッチの方向から攻めるか」となるわけですが、『作られた仕事をする人』はなかなかそのマインドにならない。

でも、そうも言ってられないので、自分で仕事を作ろうとするものの、普段、『仕事を作る』という意識で生きていないから、かなり「当てずっぽう」のビジネスを立ち上げてしまって、余計に赤字を増やしてしまって、あとは「貧すれば鈍する」で、悪循環。
これはコロナ禍で本当によく見ました。

普段から「仕事を作る」という意識で生きている人は、「あ、これ、もしかしたら仕事になるかも」というアンテナを常に張っていて、そして必ず細かい検証実験をしているんですね。
それで、「ああ、仕事になると思ったけど、これは意外と上手く行かないんだな」とか、「そこまで期待していなかったけど、意外と需要があるんだな」というデータをとる。

これを普段からやっていない『作られた仕事をする人』が立ち上げる企画というのは、シンプルに雑なんですね。

よくあるのが「世の中にない、こんなビジネスを思いつきました!」というやつ。
「…いやいや、それは、多くの人がそのビジネスを思いついて、仕掛けた結果、世の中が『いらない』と判断して、今、世の中にないだけっす」みたいなことがあります。

でも、普段から仕事を作るアンテナを立てていない人は、そんなことを知らないから、自分が天才的な発明をしたと思っちゃうんですね。

じゃあ、『作られた仕事をする人』はどうすればいい?
天災が起きたら、あるいはグローバル企業が攻め込んできたら一発アウトなのか?
これ、結論は『作られた仕事をする人』であろうと、普段から「仕事を作る」という意識を、「何が仕事になるのか?」という疑問を持ち続けるしかないと思っています。

「朝起きて、出社して、タスクをこなして、帰宅して、寝る」というこの生活サイクルの中に、少しでも、「仮説を立てて、仕事を作って、検証する」という作業を差し込む。

そうすると、「自分の頭で考えた企画のほとんどがハズレる」ということを知ります。
その時、ゾッとすると思います。
「あ。私は、この作業を、仕事を失ってから、ようやくやろうとしてたんだ。危なすぎんじゃん!」という。
『作られた仕事をする人』であろうと、「仕事を作る」という意識は持っておいた方がいいと思います。

これ、本当に「失ってから気づく」というやつで、「ああ、あの時に言われたことをやっとけば良かった〜」という典型的なパターンです。
お節介かもしれませんが、今が「あの時」ですので、今日からやってみてください。

お知らせ!「キンコン西野と学ぶオンライン勉強会『DAO』って何?」アーカイブ参加者、ついに1万1300人突破!

コチラはすでにアーカイブ配信となっているのですが、「キンコン西野と学ぶオンライン勉強会『DAO』って何?」の参加者が1万1300名を突破しました。
コチラは、ブロックチェーンに詳しいエンジニアが、
技術に詳しくないスタッフ、そしてお客さんにわかりやすく説明する。
ビットコインやブロックチェーンの初心者に優しい勉強会となっております。
内容は、ビットコインをはじめとして、ブロックチェーンやNFTについて簡単にまとめた(復習した)あと、「DAO(自律分散型組織)」について勉強します。
仕組みを学ぶための勉強会ですので、「儲かる」とかそういう話は一切ありません。
我らが世界のNISHINOが絶妙な生徒をしております。
西野の相槌の上手いこと上手いこと(笑)
このあたりも注目です。
仮想通貨(暗号資産)やブロックチェーンの未来について興味がある方は、ぜひご参加ください!
チケットは800円です。
参加ご希望の方は、「キンコン西野 DAO」で検索してみてください。

キンコン西野と学ぶ!仮想通貨勉強会「DAOって何?」※儲け話はありません

そして、お知らせもう一つ。

お知らせ!「【教えて西野先生】親子で学ぶ! とっても大切なお金の話2022」の参加者1700名突破!

5月21日の20時から開催するオンライン勉強会『【教えて西野先生】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話2022』の参加者が「1700名」を突破しました。
僕は、自分で会社を起こして、資金繰りをして、作品や商品を作って、売って、従業員を雇って…という活動をしているのですが、この活動は「お金」の問題と常に隣合わせなんです。
そして、そこでは「お金の勉強をしていない人の弱さ」を見る。
お金の勉強をしていない人が、自分や、まわりの人達を不幸にしていく様を、まざまざと見るんです。
でも、どうやら学校では今後もまともに「お金教育」をする気配がない。
今年からは高校の家庭科の授業でやるらしいですが、「そもそも誰が教えるの?(教えられるの?)」という問題がある。
「まさか、投資をしたことがない先生が『投資のイロハ』を教えるわけじゃあるまいな」…という。
やっぱりこのあたりの心配は拭えないので、今回、久しぶりに手を挙げてみました。
こちらはFacebookグループを使った勉強会になるので、参加者の方の声を拾いながら、授業を進めて行きたいと思います。
アーカイブは6月30日まで残りますので、当日参加できない人でもお楽しみいただけます。

参加料金は「800円」です。
参加ご希望の方は『BASE 煙突屋』で検索してください。

【教えて西野先生】親子で学ぶ! とっても大切なお金の話2022

よろしくお願いします。

西野亮廣氏ポートレイト

Akihiro Nishino
1980年生まれ。芸人・絵本作家。モノクロのペン1本で描いた絵本に『Dr.インクの星空キネマ』『ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス』『オルゴールワールド』。完全分業制によるオールカラーの絵本に『えんとつ町のプペル』『ほんやのポンチョ』『チックタック~約束の時計台~』。小説に『グッド・コマーシャル』。ビジネス書に『魔法のコンパス』『革命のファンファーレ』『新世界』。共著として『バカとつき合うな』。製作総指揮を務めた「映画 えんとつ町のプペル」は、映画デビュー作にして動員170万人、興行収入24億円突破、第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞という異例の快挙を果たす。そのほか「アヌシー国際アニメーション映画祭2021」の長編映画コンペティション部門にノミネート、ロッテルダム国際映画祭クロージング作品として上映決定、第24回上海国際映画祭インターナショナル・パノラマ部門へ正式招待されるなど、海外でも注目を集めている。

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TEXT=西野亮廣

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