挑戦し続けるビジネスウーマンを紹介するシリーズ「In the Office」。今回は、女性向けのデジタルマーケティングを行う会社を起業した女性。In the Office102。
「私の仕事は企業と女性との架け橋となってつなぐもの」
女性向けの商品に特化したデジタルマーケティングを行い、化粧品メーカーや家電メーカーのSNS運営などを行う彼女。そもそもこの仕事を始めようと思ったきっかけは、学生時代に遡るという。
「中学から高校まで『ラブベリー』という雑誌でモデルをしていたんです。学校との両立は大変でしたが、撮影の現場がすごく楽しくて。大学時代は就職先を考えるために、ラブベリーの編集部でインターンもしていました。その時に広告業界に興味を持ち、採用試験を受けたんです。そして新卒でデジタルマーケティングを行うベンチャー企業に入社しました」
そこではスポーツなどの男性向け商材を主に担当していたが、もっと女性の役に立つようなことを取り扱いたいと思っていた。
「そんな想いもあって、仕事の傍ら、平日の夜や休日を利用して女性向けのイベントを企画をし始めたんです。企業のスポンサーをつけて参加した女性に商品のサンプリングをしていました。この活動をもっと本格的に取り組みたいと思って28歳の時に会社を辞め、現在の会社を立ち上げました」
しかし、たったひとりでイチから会社を立ち上げたので、前も後ろもわからず苦労も多かったそう。
「会社勤めをしていた時は、たくさんの恩恵を受けていたことに気がつきました。何から何まで全部自分でやらなければいけなかったので本当に大変だった。いろいろトラブルもありましたが、なんとか乗り越えて。クライアントさんからも信頼を得ることができ、今は大きな仕事もいただいています。
私の仕事は企業と女性との架け橋となってつなぐもの。企業側の希望を汲みながら、女性の心に刺さる情報の発信方法を提案しています。『ラブベリー』でモデルをしていた時、今の女の子たちは何に興味があって何を求めているのかをずっと考えていました。雑誌もたくさん読んで研究しましたね。その経験は確実に今の仕事にも生きています」
今後の目標を訪ねたところ、新たに挑戦したいことがあるという。
「リモートワークが増えている影響なのか、副業やフリーランスに興味を持つ女友達から相談を受けることが増えました。何からやればいいのかわからない、という人が多く、今はそういった人たちに必要な技術や方法などを体系化して伝える事業を行いたいと思っています」
Q1.私、こう見えて○○なんです。
―― ガジェット好き
Q2.座右の銘を教えてください
――早寝早起き。早起きが1日のやる気を作ります
Q3.寝る前に必ずすることは?
――飼っている2匹の猫と戯れる
Q4.人生で一番のドジは?
――出張で仕事道具をすべて忘れてきたこと
Q5.男性にもらって一番嬉しかったプレゼントは?
――ワンピース。何かの記念日でもないのに突然プレゼントしてくれたのが嬉しかったです
Q6.セクシーだと思う男性の姿は?
――パソコンの前で真剣に考え事をしている姿
Q7.あなたにとって仕事とは?
――自分を表現するもの。人の役に立つことや自分の才能を発揮できることを追求したい