ひと度訪れれば一気に非日常に浸れるのが、沖縄のリゾート。圧倒的解放感のなか、そこでしか味わえない体験をしたい。訪れるべき、癒やしのホテルから、今回は小浜島の「星野リゾート リゾナーレ小浜島」をご紹介する。【特集 沖縄に住む】
離島の戦略的コースで腕試し
石垣島からフェリーでおよそ30分の小浜島。さとうきび畑の続くのどかなこの島に、八重山諸島唯一の18ホールのゴルフ場「小浜島カントリークラブ」はある。
その土地の特性を活かした体験を提案するリゾートホテル「リゾナーレ」、その国内最南端である「星野リゾート リゾナーレ小浜島」にこのゴルフ場は隣接する。リゾートゴルフと思って侮るなかれ。4つの池越えコースと海風により、戦略的に打ち進めなければいけない。風を読みながらのプレイとなるため、このコースに慣れている人でも毎回5〜10はスコアが変わるのだとか。
コバルトブルーの海や、さとうきび畑の道、「シュガーロード」を望むアウトコースには日本最西端のティーが。一方、日本最南端ティーを含むインコースは、亜熱帯植物に囲まれた南国らしいコースだ。混み合うことが少ないので、後ろからくるプレイヤーを気にすることなく、自分たちのタイミングでゆったりと打つことができるのもありがたい。
プレイ後は、バスタブに身を沈めてすぐにリラックスしたいもの。客室が、ゴルフ場から徒歩で移動できる至近距離にあるのも魅力だ。広々とした客室には全室昼寝専用のスペースもあり、ゴルフ後の身体をここで休めるのもいいだろう。
敷地内の植栽が青々と広がる道を進み、客室からビーチまでは徒歩約10分。電動キックボードをレンタルしての移動も可能だ。ピンク、赤、白、オレンジと、色とりどりのハイビスカスを眺めながら進めば、突如視界が開け、青い海が広がる。このビーチを前にしたプールやカフェでのんびり時間を過ごしたい。
はたまた、ととのいを求めるなら、ビーチ奥に設置されたバレルサウナへ。大きな窓から海を眺めつつ温まり水風呂に飛びこんで、海風を感じる外気浴を。120分完全予約制で、目の前のビーチも人の通行はほとんどなく、ビーチもサウナも贅沢に独り占め。夏の間は夜も利用可能な「ティンガーラサウナ」プランがあり、壮大な星空の下で天の川を眺めながらととのうことだってできてしまう。
「ゆくるエキゾチックリゾート」を掲げるここ「星野リゾート リゾナーレ小浜島」。「ゆくる」とは「ゆっくりする」という意味の沖縄言葉で、その言葉どおり、何もしない時間を味わうのもいい。日本最南西端のゴルフコースに挑みつつ、小浜島の絶景と静寂に包まれたい。
小浜島カントリークラブ/Kohamajima Country Club
住所:沖縄県八重山郡竹富町小浜2954
TEL:0980-84-6314
営業時間:7:30~16:30
料金:リゾナーレ小浜島宿泊者1ラウンド¥12,000(土・日曜、祝日は¥14,500)/一般1ラウンド¥17,000(土・日曜、祝日は¥19,500)/沖縄県内在住者1ラウンド¥11,000(土・日曜、祝日は¥13,000)
星野リゾート リゾナーレ小浜島/Risonare Kohamajima
住所:沖縄県八重山郡竹富町小浜2954
TEL:050-3134-8093(リゾナーレ予約センター)
料金:1泊ひとり¥24,000~(2名1室利用時、朝食つき、税・サ込)
客室数:60室
施設:レストラン、プール、カフェほか
この記事はGOETHE 2024年9月号「総力特集:人生の楽しみ上手が集う島 沖縄に住む」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら