手つかずの自然が息づく与論島で、旅慣れた大人に支持されているのが、2021年にリニューアルオープンした「プリシアリゾート ヨロン」だ。沖縄から約40分の楽園を舞台に、このホテルが提案するリュクスな滞在とは。
沖縄と鹿児島のいいとこ取り
遮るものが何もない開放的なルーフトップテラスのテーブルにつき、目の前に広がる海を眺める。と、沈みゆく太陽がエメラルドグリーンの水面をオレンジ色へと染め、空には一番星が瞬き始める。刻一刻と変わりゆく空と海の表情を愉しみながら、シェフがその場でグリルしてくれた地の美味に舌鼓を打つ。そんな至福の時間が過ごせるのが、「プリシアリゾート ヨロン」に新たに誕生した「プリシアスイートヴィラ」だ。
このホテルが立つ与論島は、鹿児島から南へ約576㎞、沖縄本島の北約23㎞という奄美群島最南端に位置。面積は港区と同程度の約21㎢、人口わずか5000人という小さな島ながら一年中温暖な気候、奄美群島と沖縄・琉球が融合した独特な文化にのんびりとした空気感で、多くの人を虜にしてきた。
なかでも最大の魅力は、「東洋の真珠」とも讃えられる絶景にある。ヨロンブルーと称される碧く輝く海に、サンゴ礁のリーフに囲まれた真っ白な砂浜、深い緑の合間で揺れるブーゲンビリアにハイビスカス。南国の風情に包まれた島は、ここが日本であることを忘れてしまうほど。春から秋にかけて一定の条件下でのみ姿を現す幻のビーチ、百合ヶ浜という究極の映えスポットもあり、季節によってはウミガメの産卵を目撃できるなど、サプライズにも満ちている。
プライベートヴィラで“ザ・リゾート”を堪能
そんな与論島で、長年親しまれてきた「プリシアリゾート ヨロン」が、2021年夏のリニューアルを機に、再び脚光を浴びている。広大な敷地には、白をベースにしたギリシャ風の建物が点在。海に面した「オーシャンビューエリア」に、サンセットビーチに直結した「ビーチサイドエリア」、ひとりから大人数まで対応する「コーラルヴィレッジエリア」など、さまざまな客室を用意しているが、なかでもエグゼクティブに人気なのが、2023年にオープンした「プリシアスイートヴィラ」だ。
約150㎡の広さを誇るヴィラは、ゆったりとしたリビングルームと落ち着いた雰囲気のベッドルーム、バスルーム、プライベートサウナなどで構成。屋内からテラスへと続くプライベートプールとジャグジーまで備えた贅を尽くした空間を、“ふたり占め”できるのだから、うれしいかぎり。ホテル敷地の奥という立地はプライバシーも万全で、おこもりステイにも最適だ。
ハイエンドなヴィラは、過ごし方もゲストの思いのまま。ヴィラから直接アクセスできるサンセットビーチやプライベートプールで遊んだ後は、サウナで“ととのう”。朝は天窓から注ぐ陽の光を浴びながら熱いシャワーで身体を目覚めさせ、夜はテラスで満天の星を仰ぎながらチルタイムを。ダイビングやウィンドサーフィンなどマリンスポーツに興じるのも一案だし、ゆったり流れる島時間に身を任せて何もしない贅沢に浸るというのも魅力的だ。
食事は、館内の「炉端焼き ぴき」や「地中海レストラン アネリア」のほか、地元のゆんぬんちゅ(与論人)との交流も楽しい近隣の居酒屋などの選択肢があるが、お薦めはこのヴィラでしか体験できないルーフトップテラスのダイニングエリアでのサンセットディナー。目の前で繰り広げられる空と海との共演を堪能しながら、与論島で揚がる伊勢海老や鹿児島県産黒毛和牛など、地の美味を食す。ビーチリゾートの醍醐味を凝縮したような時間はきっと忘れられない想い出になるはず。
新生「プリシアリゾート ヨロン」には、どんな滞在をもスペシャルな時間へと変えてくれる仕かけがある。
Pricia Resort Yoron
住所:鹿児島県大島郡与論町立長358-1
TEL:0997-97-5060
料金:プリシアスイートヴィラ1泊1棟¥180,000~(税・サ込み)
施設:客室101室、地中海レストラン、炉端焼き、ビーチカフェほか
交通:那覇空港から飛行機で40分、与論空港よりクルマで5分
問い合わせ
プリシアリゾート ヨロン https://pricia.co.jp