雄大な北アルプスの景観や最高の雪質など、自然環境に恵まれた長野・白馬。長い歴史に裏づけられた山岳文化を有する、クラシックなスキーリゾートは、令和の時代にどのような発展を遂げようとしているのか――。今回は、伝統ある温泉宿「ホテル対岳館」を紹介する。【特集 絶頂スキーリゾート】
館内に山とスキーの博物館を完備!
スキーやスノーボードをはじめとするウインタースポーツ、登山やトレッキングなどの拠点として人気を誇る伝統ある温泉宿。レンガ造りの暖炉や木材を多用したロッジのような内装は、外国人ツーリストからも人気が高い。
実はこの対岳館、単なる宿泊施設にとどまらない。この宿の歩みは八方尾根の歴史そのものだ。先代は白馬のガイドの先駆者で、館内には山とスキーの博物館を完備。文字どおり白馬の山岳文化の歴史を物語る戦前からの登山やスキーの道具、関連の品々が展示されている。なかには冬季オリンピック関連の資料も揃う。昔の写真などと一緒に貴重な品々を眺めていると、白馬の山岳文化の奥深さを実感できる。
Hotel Taigakukan
住所:長野県北安曇郡白馬村八方5094
TEL:0261-72-2075
料金:¥14,300〜(冬季における1泊2食のひとり料金)
施設:レストラン、メインバー「シュタムティシュ」、ワインセラー「酒蔵」、与兵衛倶楽部、山とスキーの博物館、大浴場ほか