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TRAVEL

2022.09.13

1日3組限定! 富山の歴史と自然を感じる、伝統古民家の宿「楽土庵」

2022年10月5日、富山県砺波市に、築120年の古民家を再生した宿、楽土庵(らくどあん)がオープンする。富山の伝統的な民家を活かしたその空間には、古来から使われる自然素材を採用。富山の田園風景に囲まれた、極上のアートホテルとは。

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自然に囲まれ、土地の品格を体感できる宿

富山県砺波市に、「アズマダチ」と呼ばれる富山の伝統的な民家を活かした、1日3組限定のスモール・ラグジュアリーな宿が誕生した。ほっと心落ち着くような日本家屋で、室内は、土・木・和紙・絹などの自然素材が使用されている。

そんな温かみのある空間の中に、ピエール・ジャンヌレやハンスJ.ウェグナーらの家具、李朝のバンダチや飛騨の調箪笥、ポール・ヘニングセンやジャスパー・モリソンの照明、西アジアのバルーチ族のラグなど、こだわりのインテリアが揃えられている。

また、芹沢銈介・濱田庄司・ 河井寛次郎・ 棟方志功といった民藝作家から、富山の工芸作家、内藤礼など現代美術家の作品まで、上質な工芸やアートが所々に飾られ、空間と調和している。アート・工芸作品の一部は購入も可能だ。

敷地内には、富山の海・山・里の豊富な食材を使った富山ならではのイタリア料理を提供するレストラン「イルクリマ」と、民藝・工芸品、富山の食などを扱うブティックも。宿にお籠りしながらも、富山の歴史や自然を堪能できるのも嬉しいポイントだ。

そんな楽土庵が掲げるコンセプトは、周囲の景観・空間・アート・料理・アクティビティなどを通じて富山の土徳(どとく)を体感してもらうこと。土徳とは、人が自然と共に作りあげてきた、その土地が醸し出す品格のようなもので、富山の地を訪れた民藝運動の創始者・柳宗悦が、厳しくも豊かな環境の中で、恵みに感謝しながら生きる人々に出会い、「ここには土徳がある」と表現したと伝えられている。

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壁から天井にハタノワタルの和紙が使用され、ポール・ケアホルムのPK22やイサム・ノグチのAKARIが配される。 photo by Nik van der Giesen

国の重点里地里山に選定され、500年の年月をかけて作られてきた散居村の中に建設された楽土庵。散居村とは、家と家が離れて散在する集落のことで、広大な水田のなかに佇んでいる。そんな心も体も癒やされる場所でなら、忙しない日常も忘れられそうだ。

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楽土庵が建設された散居村。photo by Nik van der Giesen

レストラン「イルクリマ」で供されるのは、富山の豊かな食材を使ったイタリアン。辻調理師学校のフランス校で講師を務めながら、フランスやイタリアのレストランで修業した伊藤雄大シェフによって、”生産者の顔が見える”をコンセプトにしたオリジナルメニューが堪能できる。photo by Nik van der Giesen

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季節ごとに、そのときどきの楽しみ方を提供してくれる楽土庵。富山の歴史と自然を感じながら、心身ともに癒される旅に出てみてはいかがだろう。

楽土庵
住所:富山県砺波市野村島645
TEL:0763-77-3315
料金:¥33,000〜
客室数:全3室最大6名
※2022年10月5日(水)開業

TEXT=ゲーテ編集部

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