音楽で気分が高揚するように、食を囲めば幸せになるように、文化を感じて豊かになるように、社会貢献に携わることが自身のライフスタイルの質を上げることにならないだろうか。JAPAN DORAKUは新しい価値の創造、新しい価値を生みだす循環型社会を目指し、個々人と企業によるCSR活動のエンタテインメント化に挑む。

人とおカネの循環で明るい未来をつくる
日本の伝統・文化・技術を伝承し、日本伝統の「コト・モノ・ワザ」への体験を促すこと。さらにその体験を通して、伝統や文化の本質を理解し、不要とされるモノに再価値を見いだすこと。そして、お金の円滑化で好循環型社会を構築すること。これらの社会貢献活動を第一義に、誤解を恐れず、ビジネス化するために立ち上がったのがJAPAN DORAKU(以下、JD)だ。
発足の端緒となったのは、日本国内の伝統文化が失われつつあるということを知ったこと。そういった伝統産業の衰退に加え、食糧危機、地球温暖化といった社会問題について考えるようになった。そのなかで、何かできないかという思いにいたり、一過性のボランティア活動で終わらないよう、JDは「人とおカネの循環で明るい未来をつくろう」というコンセプトを掲げ、プロジェクトを開始した。
有形無形の伝統工芸文化や産業が数多くあるということを、もっと多くの人に知ってもらいたい。そのために、消費や投資を促し、好循環に成長させて持続可能にする。最終的に「伝統・文化・技術」の次世代への伝承を目指している。
そのマテリアライズにおいて初のイベントとなる「JAPAN DORAKU 2025」が2025年9月14日(日)と15日(月・祝)の2日間、京都はユネスコ世界文化遺産の元離宮二条城にて開催される。記念すべき初回には、JDのビジョンに共鳴する30を超える行政、企業、ブランド、レーベル、工房が参加する。
催されるコンテンツは音楽、ファッション、アート、フード&バー、エキシビション、ランウェイショー、ワークショップとバラエティ豊か。それぞれが職人の手仕事と、アップサイクルやリデュースなどを掲げる「グッドサーキュレーション」となっている。それらにおいて、JDは職人・技術・生産⇆ブランド・企業・場所とをつなぐハブの役割を担っているのだ。そして未来に向け、ビジネス性をさらにアップデートさせるべく活動する。
社会貢献(ソーシャルコントリビューション)は高潔なものと捉えられがちだが、もっと楽しいもの、エンタメ的「道楽」と思えれば、未来はもっと明るいものになる。
まずは「JD 2025 in 二条城」へ足を運んでほしい。そこでは何かしら自分の“好き”に耽る、つまり道楽できるはずだ。そして、それが社会貢献への一歩となるかもしれない。
DANTZ(DJ・プロデューサー)
「日本らしい表現を音楽にこめながら、質が高い社交の場でもある世界のパーティー文化を日本に広めたい。それがJAPAN DORAKUでの僕の役割」
垂水桑港(聖林公司)
「日本人の心のなかに持つ深い魅力を改めて見つめ直し、未来への希望が芽生える。そのような情熱を感じるJAPAN DORAKUは意義深い取り組み」
森田晃嘉(LESS, BUT BETTER)
「地球の、そして子供たちの未来のために『捨てるのではなく循環させる』、そんな社会をつくっていく。過去に新しい価値を与えることが僕らの挑戦」
鈴木良夫(東富東京)
「日本の誇れるものを新たな価値として再生し、そして世界へ発信する。JAPAN DORAKUのそんな概念に賛同しました」
JAPAN DORAKU 2025 in 二条城
2025年 9月14日(日)・15日(月・祝)開催
2025年 9月14日(日)・15日(月・祝)開催
食す・ふれる“好循環”
6世代の伝統を受け継ぐ1852年設立のアイリッシュウイスキー、イーガンズがバーを出店。ピザーラは天然の能登ふぐを厳選したピザを提供し、売上の一部を能登半島地震復興支援に寄付。キャデラックは120年にわたる歴史において次世代を担う初のEV車「LYRIQ」を会場に特別展示。
日本伝統文化体験
本藍染師の中西秀典氏が自ら手ほどきしてくれる本藍染体験と、着物に欠かせない金彩工芸にてそれぞれオリジナルのチーフ作りを、さらに香文化の雅な和様である香り袋(匂い袋)のワークショップをオープン。1日目限定のナイトパーティーではコンテストを兼ねた着物ショーも公演する。
9/14 on stage|クリス・ハート(歌手)

9/15 on stage |大林武司(ジャズピアニスト)

9/15 on stage|村治佳織(クラシックギタリスト)

9/14・15 on stage |ジョグジャカルタ・ロイヤル・オーケストラ(ガムラン楽団)

オフィシャルグッズ
LESS, BUT BETEERでアップサイクルアート作品を手がけているPATRICK HENGEN(ぱとりっく変幻)氏が描いた「JD 2025 in 二条城」のエンブレムプリントTシャツ各¥7,700。和テイストの足袋ソックスはメイド・イン・奈良をコンセプトとするビブソックス製。各¥1,980。