北海道の大地の恵みが織りなす自然に身を置き、動物・植物に耳を澄ませば、眠っている野性的感覚が呼び起こされるはず。大人こそ嗜むべき圧倒的な遊びから、今回は「ポロ競技」をご紹介。【特集 北海道LOVE!】
アドレナリン全開! 忘我のスポーツ
サッカーコート9面分という広さの競技場と、1試合30頭以上の馬が必要なスポーツ、それがポロだ。そんな条件をクリアできる場所として、北海道に日本で初めてポロクラブが設立された。
ポロは4人1チームとなり、馬を操りながらマレットと呼ばれるスティックで球を打ち相手のゴールへ入れる競技。1試合は4〜6回区切りがあり、ひとりの選手が1試合で何頭もの馬を乗り換えながら競技する。
「体重500㎏もの動物と一体になって、広大なフィールドを疾走する。まるで馬術格闘技のような競技中は今その時に集中し、アドレナリンは全開(笑)。悩みなどくだらないことは全部吹き飛び、とにかく“忘我”の状態になれるんです」と語るのは北海道ポロクラブ設立者で起業家のフェイフェイ・フウさん。
「週末に家族で郊外生活を楽しむのもポロの文化。また『ポロのハンディキャップは世界へのパスポート』というチャーチルの言葉のように、各国のクラブに行けば、地元の名士たちとの交流も可能です」
未知の世界を開くポロの魅力を、北海道の地で体験してみてはいかがだろうか。
Hokkaido Polo Club
住所:北海道勇払郡安平町早来富岡295-11
この記事はGOETHE2023年9月号「総力特集:北海道LOVE!」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら