全日本スナック連盟の会長である玉袋筋太郎さん(以下玉ちゃん)がスナックを巡り、プロの目線で、ママやお店の評価を下す連載「スナックミシュラン」をまとめて振り返る。日本列島津々浦々、スナックは全国に7万軒もあるというのに「興味はあるけど行ったことがない」なんて人も多いはず……。玉ちゃんが、ママのキャラ、お店の雰囲気、つまみ、歴史、時にはお客さんの質まで、深い愛情を持って★をつけてゆく。※2020年掲載記事を再編
世を見極めバブル崩壊を乗り越えたエプロン部隊/10 湯島『もしも…』
今回、取材に伺ったのは文京区、湯島にある『もしも…』さん。東京大学や学問のみち、といった「知」を感じるエリアと、上野という歓楽街に挟まれた街。その地で37年。バブル崩壊も乗り越え、おじ様たちを癒し続けてきたエプロンに身を包んだママにお話をうかがった。
玉ちゃん こちら湯島の『もしも…』さんでございます。
ママ よろしくお願いします。
玉ちゃん 湯島、文京区です。いいですね、なんて言っても地盤が固い!
ママ そうでございます。こっちの上の方からは、東大とか医療関係の方がいらしてね、逆側だと上野とか御徒町から、あとは銀座から流れてくるお客さんもいらっしゃる。素敵な街ですよ。
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①UNIFORM
★★★
「このエプロン姿に、なんか癒されちゃうんだよな」
②MUSIC
★★★
「ママの十八番は、美空ひばりの愛燦燦」
③ONE TEAM
★★★
「やっぱり人と人。お店にいる全ての人が1つの仲間に見えちゃう雰囲気なんだよね」
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もしも…
住所:東京都文京区湯島3-33-9 小能ビルB1
TEL:03-3832-7872
営業時間:18:00〜24:00
定休日:土曜・日曜・祝日
全てを愛で包みこんでくれる伝説のママがいる店/11 湯島『ここ』
今回、取材に伺ったのは文京区、湯島にある『ここ』さん。 大ママは顔出しNGのため、取材はチーママさんが対応してくれた。その大ママは、カウンターの向こうから参戦。玉ちゃんに「新宿や銀座だけでなく、湯島にも母がいる」と言わしめた大ママとは、果たしてどんな人か。年配客が長年お店に通う理由は、大ママが介護ヘルパーの資格も持っているからではないはず。さてさて、どんな話が聞けるのか。
玉ちゃん さあ、来ました、湯島の『ここ』ですよ。ここからスタートというかね、湯島の北極点ですよ。俺もここから始まってるんじゃないかね(笑)。
チーママ もう8年くらい?
玉ちゃん そうね、チーママとは8年くらいかな、関係もってからね。ガハハハ(笑)
編集部 そうですか、そこはスルーしますね(笑)。
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①LOVE
★★★
「全てを包み込む、大ママの愛」
②FOOD
★★★
「目よりも高いとこにある鍋。その鍋の中の音を聞いて料理の加減をみるってんだからすごいよね」
③ENERGY
★★★
「腰が痛くても店に立ち続け、一度も泣き言を言ったことがない、圧巻のパワーだね」
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ここ
住所:文京区湯島3-37-10柘植ビル1階
TEL: 03-3839-7763
営業時間:19:00~24:00
定休日:土曜・日曜・祝日