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2021.09.28

まさに走る美術品! ヴィンテージロードバイクの価値

投機的バブルが追い風となり、価格高騰を続けるヴィンテージアイテム。アートピースであればあるほど、その取引は熱狂的コレクターが優先され、出回ること自体まれだ。専門店に今注目のヴィンテージを教えてもらった。

ストラディバリ

イタリアン・ロード・レーサー

1960〜’80年代のスチールバイク黄金期。ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアを走るロードバイクは、職人技術の粋を集めた工芸品だった。

軽量化と装飾を兼ねた肉抜きに、繊細なラグ(継ぎ手)加工。イタリアのミラノ周辺に工房を構える職人たちが技を競い合って作るフレームは、レースで勝つための機能性と、美しさの両方を兼ね備えていた。

だが、カーボンフレーム全盛期の現在、かつての名工房も生産拠点を国外へと移しその技術はもう失われつつある。

しかも密にならない移動手段として、全世界的な自転車ブームは、ヴィンテージでも同じ状況。

状態のいいフレームやパーツは入手がますます困難になっているという。手に入れるなら、早いほうがいい。

ヴィンテージ自転車はパーツに価値がある

イタリアでハンドメイドバイクを作るマージ社のオーダーフレーム「ストラディバリ」に、ヴィンテージパーツを搭載した3台。巨匠アルベルト・マージが手がけたフレームは、まさに走る美術品。

自転車レースを走るトップチームのほとんどの車体に搭載されていたのが、カンパニョーロのパーツ。スイスのチューンナップメーカーICSが1980年代に製作した特別仕様のコンポーネントを搭載。完成車価格約¥2,500,000。

ミキストと呼ばれる街乗り仕様のフレームに、1983年に発売されたカンパニョーロの50周年記念コンポーネントセットを搭載。完成車価格約¥2,000,000。

カンパニョーロのC レコードと呼ばれる1980年代のコンポーネントを搭載した美しいピスト。完成車価格約¥1,800,000

コルサコルサ
住所:東京都目黒区五本木2-14-10
TEL:03-6914-7070
Mail:mail@corsacorsa.com
営業時間:10:00~18:00
休業日:月曜、火曜
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TEXT=西原幸平(Eater)

PHOTOGRAPH=横山 新

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